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2007年8月17日掲載 - ドイツ短信ニュース
原発を霧でカムフラージュ
(2007年8月17日)

ドイツ北西部のニーダーザクセン州にあるグローンデ原発に、原発周辺を霧状にする噴霧装置が設置される。原発を霧に包んで隠すことで、テロ攻撃から守ろうというものだ。


装置はすでに7月はじめに完成している。ただ、原発を所有する電力大手Eon社の広報担当によると、運転開始までには爆薬の保管などに関してまだいくつかの許可が必要で、装置が運転されるのは今年秋頃になるという。


ドイツの原発は、旅客機の墜落に耐える設計にはなっていない。一部の原発は戦闘機の墜落を想定して設計されているものの、旅客機のような大型機の墜落は想定されていない。そのため、9月11日のテロ後、原発に対してテロ攻撃があった場合、原発が安全かどうか、問題となっていた。


電力会社はその対策として、噴霧装置の設置を共同提案した。装置は軍事目的に開発されたものを改良した。ただ、環境省は当初、それでは不十分として改善を要求していた。今回グローンデ原発に設置される噴霧装置はその要求に基づいて改善されたもの。だが、グリーンピースなどの原発反対派は見せかけの安全でしかなく、テロ攻撃には機能しないとしている。


Eon社の広報担当によると、グローンデ原発の装置はパイロットプラントとして設置されるもので、今後、ドイツのすべての原発に設置されることになるという。


装置の機能性について、Eon社の広報担当は、その機能性は軍事施設で試験した上で証明されているので十分だとした。実際のグローンデ原発では、装置の秘密保持の問題から機能を試験するわけにはいかないのだという。


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