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2017年3月22日掲載 − 脱原発・自然エネルギー − エネルギー選択宣言 − 3章 夜間、電気を使わないようにする
原子力発電は省エネを妨げる

電力は余っても、簡単に貯蔵できません。すでに述べたように、たとえば余剰電力を揚水発電に利用します。あるいは、損を覚悟でゼロ価格やマイナス価格で余剰電力を売りさばいて処分します。


原子力発電はフル稼働を原則とし、常に一定の電力を発電しています。それを効率よく使うには、できるだけ余剰電力が出ないように消費しなければなりません。その結果、原子力発電の割合が多くなればなるほど、常に消費しなければならない電力量が増えます。それによって逆に電力不足になってしまう問題については、次の項で述べます。


原子力発電は電力の浪費をベースとし、省エネを妨げます。常に一定量の電力を発電しているので、再生可能エネルギーの割合が増えて発電量の変動が激しくなると、その変動にフレキシブルに対応できないこともすでに述べました。


ぼくたち現代人は、次の世代にも現代人と同じレベルか、それ以上の豊かさを残していきたいものです。地球の資源が有限である以上、限られた地球資源を有効に使い、持続可能な開発を進めることが求められます。経済成長を続けながらも、電力需要の増大しない、いやむしろ省エネの実現できるシステム造りが急務となっています。それが今、現代人に課せられた課題です。


しかし原子力発電をフル稼働させて、一定の電力を供給させている限り、ぼくたちの課題は実現できません。


(2017年3月22日掲載)

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