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2017年3月23日掲載 − 脱原発・自然エネルギー − エネルギー選択宣言 − 3章 夜間、電気を使わないようにする
夜間は、原子力で発電された電力を使っている

日本では政治が変わらない限り、再稼働する原子炉が増えていきます。フル稼働する原子炉が増えると、ベースロード電力における原子力発電の割合が増えます。夜間電力が原子力発電で供給されます。


確かに、今の家電製品は消費電力の少ない省エネタイプになりました。でも、何やかやと電気を必要とする家電製品が増えていないでしょうか。昔、電話器には電気は必要ありませんでした。親子電話で電気が必要でも、親電話器だけは電気がなくても通じました。しかし現在、家庭内でコードレス化された有線電話は電気がないと機能しません。携帯電話に至っては電気が命です。携帯電話の機能が多様化して、アプリが増えれば増えるほど消費電力も増えます。


ブラウン管型テレビでは、スイッチを切ると電源が切れました。今の平型テレビは、テレビのスイッチをオフにしても、電源は切れません。ノートブックも、電源を切らないままスリープ状態にしておけばすぐに使えます。ノートプッブを使わない時に電源を切っている人は、ほとんどいないと思います。タブレット型パソコンは、常に電源オン状態です。


家電製品が省エネタイプになっても、新しい技術や製品が出てくる毎に、電気を消費する機能が増えています。実際には使っていなくても、電気が気づかないまま消費されている家電製品が増えました。便利になった反面、電力消費が増えているように思えてなりません。


自動車は電子制御化され、とても快適な走行や運転が可能になりました。たとえば自動車のドアの鍵。自動車キーを使って、自動車から離れた位置からでも自動ロックと自動解錠ができます。そのために、自動車では常に電気が使われています。


自動車と同じことが、スマートハウスと呼ばれる住宅にもいえます。スマートハウスは、家電製品や設備機器を情報通信技術で接続して、家の機能を統合的に制御してエネルギーを最適に利用しようとするものです。それによって、便利さも増します。しかし家を常に制御、監視するため、家中でスタンバイ機能のために常に電力が消費されています。ハウス全体では、総合的に電力消費が増えていると思います。


でもそれを、エネルギーを効率的に利用するからいいとするのか。その時、効率とは何でしょうか。ぼくにとっては、エネルギーを効率的に使わないことがエネルギーの効率的利用です。でも現在は、エネルギーを効率的により多く利用することを目的とした技術が開発され、エネルギー消費の増加が促進されています。


その結果、夜間の電力消費が増えます。その時、ベースロード電力、つまり原子力で発電された電力を使うのだということを肝に銘じてほしいと思います。


(2017年3月23日掲載)

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