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2017年3月28日掲載 − 脱原発・自然エネルギー − エネルギー選択宣言 − 5章 エネルギーを使わない
自然を利用するベルリン中央駅

ベルリン中央駅は、2006年に開催されたドイツ・サッカーワールドカップに合わせてオープンしました。東西に走る列車が高架橋を走り、南北に走る列車が地下のプラットホームに入ります。列車が駅構内で十字に交差して走る珍しい駅です。


東西に走る高架線のホームの上は、ガラス張りの丸屋根となっています。屋根の西側にソーラーパネルが組み込まれ、公共送電網に売電しています。高架線ホームから地下ホームのある地下2階までは、吹き抜けになっています。地上階と地下1階には、レストラン、ファーストフードスタンド、カフェ、パン屋、新聞などを売るキオスクなど、吹き抜けの両サイドにたくさんの店舗が並んでいます。


地下ホームの上が吹き抜けになっているので、太陽の光がガラス張りの丸屋根から一番下の地下2階のホームにまで達します。日中から、地上階や地下1階、地下2階を電気で明るく照明する必要がありません。自然の光を採光して、省エネ効果をもたらします。


夏の暑い日には、地下ホームのある地下2階から上に向かって、涼しい風が駅構内に流れているのが感じます。これは、地下階の空気の冷たさを使った自然の空調効果です。


中央駅には、地下鉄55号線も入っています。55号線は将来5号線とつながる仮の地下鉄線。中央駅と連邦議会駅、ブランデンブルク門駅の三つの駅を2両編成の電車が一台往復しているにすぎません。冷房してあるわけではありません。でもこの地下鉄中央駅だけは、真夏でもいつもとても涼しいのです。電車の往来が少ない上、地下トンネルの冷たい空気が天井の高い地下鉄駅構内に流れ込んでいるのだと思います。


地下鉄中央駅は、真夏の暑い日に逃げ込む、ぼくの『避難場所』になっています。


(2017年3月28日掲載)

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