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2017年4月01日掲載 − 脱原発・自然エネルギー − エネルギー選択宣言 − 7章 住宅の未来
ソーラーパネルは安全か

住宅の屋根と外壁にたくさんのソーラーパネルをつけて、中で暮らす人たちの健康に影響はないのでしょうか。


ぼくたちが暮らしの中で使っている電力は、交流です。送電網を流れている電力のほとんども交流です。それに対して、ソーラーパネルで発電される電力は直流です。直流電力は蓄電池で蓄電できますが、交流になると蓄電できません。ハウスの蓄電器では、直流のまま蓄電されます。


ソーラーパネルで発電された直流電力は、ハウスの機械室にあるパワーコンディショナーで交流に変換されます。それでようやく、家電製品に使えるようになります。直流の状態では、健康に影響の与える可能性のある電磁波が発生しません。家庭内で実際に使う交流電力は低周波なので、ハウス内の配線から放出される電磁波の影響は小さいと見られます。


むしろ、スマートフォンや電子レンジ、パソコン、ミキサー、洗濯機、オーディオ機器などの家電製品のほうが強い電磁波を発します。日本だと、電気こたつも要注意です。スマートハウス化で家電製品などが通信機能を備えると、放出される電磁波がさらに増えます。ソーラーパネルよりも、家電製品のほうが健康に影響を与える可能性があります。


ドイツ環境省の下級官庁である環境庁のエネルギー問題担当官を取材した時、この担当官は将来太陽光発電が主流になれば、蓄電することも考え、家電製品を直流型にするのも一つの選択肢だといっていました。将来、家電製品の直流化について議論される時がくるかもしれません。


ただその場合、家電製品ばかりでなく、その他のインフラも直流用に換えなければなりません。そのために、莫大なコストがかかります。直流化は、国際的に統一して実施しなければなりません。


(2017年4月01日掲載)

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