週のはじめは月曜日

 ドイツのカレンダーは、月曜日からはじまります。カレンダーの一番右に日曜日がきて、数字が赤で表示されています。それに対し、日本のカレンダーは一番左が赤で、日曜日です。日本ではドイツと異なり、週が日曜日からはじまります。行政上も特に規定がなければ、日本ではカレンダーの通り、週のはじめは日曜日になるということです。

ドイツのカレンダーの例。一番右が日曜日で赤くなっている

 ドイツでは、日曜日に買い物ができません。お店がほとんど営業していません。日曜日は、休むものなのです。日曜日に休むというのは、宗教的なものです。日曜日に、礼拝があるからです。

 今でこそ閉店法が改正され、土曜日は夕方ないし夜までお店が開いています。でも数年前までは、お店は土曜日も午前中で閉まりました。ドイツでは、週末の土曜日と日曜日は休むものなのです。平日の月曜日から金曜日に働き、週末の土曜日と日曜日は自分の時間で、からだを休める。生活における行動パターンがはっきりしています。

 週の最後は休むものだということが徹底していると、生活にリズムを与えてくれます。日曜日が休日でも遊びに熱中してエネルギーを消耗してしまうと、からだは休まりません。週末は休んで英気を蓄え、月曜日からエネルギッシュに働く。とても合理的に感じます。

(2017年10月17日、まさお)

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