エネルギー選択宣言ブログ - 2024年4月10日更新

低所得者に気候手当ての給付運動をはじめる

ドイツではCO2賦課金を導入し、気候変動対策において一般市民の生活にメスを入れる政策が開始された。ただそれに対する市民のアクセプタンスを得るため、CO2賦課金から得た税収を気候手当てとして低所得者など一般市民に還元する方針だった。しかしそれがウクライナ侵攻戦争などで財政が緊迫し、給付できない状態となっている。


ドイツで鉄道運転士がストをする真相

ドイツでは鉄道運転士労組によるストライキが続いている。その根底には、鉄道素人のドイツ鉄道経営陣による節約戦略とリストラで、ドイツ鉄道が鉄道会社としてもう機能しなくなっている問題がある。そのツケを列車で働く運転士や車掌などの鉄道マンが負い、鉄道マンの労働条件が悪化するばかりとなっているのだ。


ドイツの将来が心配

今のドイツの社会情勢を見ると、国際情勢からの不安、国内情勢、特に気候変動に向けた負担に対する反発と不安が重なり、かなり悲観的な情勢となっている。それに加えてインフレの影響で、生活が苦しくなるほか、経済界も将来に向けた投資ができない状況だ。ドイツの将来は心配だなあ。


環境問題、今のドイツ社会の矛盾

ドイツでは今、農民の抗議デモが続いている。政府が農業補助の一部をカットしたからだが、実際には、化石燃料に依存する農業においてどう脱炭素化を実現するのかという問題だ。個々の農民たちは、そのプロセスで被る影響に抗議している。環境問題において総論は賛成するが、自分に影響があると反対に回るという問題でもある。


マラソン大会を妨害するより、一緒に走ろう

環境セクト団体「最後の世代」にマラソン大会を妨害する勇気と体力があるなら、活動家自身が活動のシンボルカラーのユニホームを着て、他のランナーと一緒にマラソン大会に参加するほうがいい。そのほうが、一般市民にアピールする効果があり、社会から賛同を受ける。そうして、気保変動問題に関心を持つ市民を底辺から広げていく。


脱炭素社会を体験したかったけどなあ

ドイツは2045年までに、脱炭素化することを目指している。それまでには、もう(!)22年しかない。しかしドイツは社会の意識改革を怠り、これまで市民生活にもメスを入れてこなかった。そのツケがここに来て、ドカーンときている。ドイツでは、手をつけなければならない課題が、山積みになっている。


ぼくの生活のカーボンニュートラル度は?

ぼく自身の生活におけるカーボンニュートラル度を検証してみた。その結果、ぼく自身が思っていた以上に、カーボンニュートラル化されていることがわかった。個人の生活をカーボンニュートラル化するには、再エネで発電されたグリーン電力を供給してもらうだけでカーボンニュートラル度が俄然高くなる。


持続可能な開発のための考え方と民主主義

ドイツ社会は今、将来の持続可能な社会を実現するために揺れている。それは、化石燃料を中心とした古い意識に支配され、再エネをベースとした持続可能な社会に必要な意識改革がまだ進んでいないからである。その意識改革は、世代を超えた問題をどうすれば民主主義的に決定し、民主主義を持続可能にするかの問題でもある。


化繊ばっかり、日本では衣料品を買うのに困った

商品をつくる側には、商品が処分されるまで、商品による環境への影響を最小限にとどめる責任がある。商品を買う側、使う側にも、商品による環境への影響に対して責任意識が必要だ。現在、マイクロプラスチックによる海洋環境への影響が問題になっている。化繊衣料からも洗濯時に、マイクロプラスチックが脱落することを忘れてはならない。