2018年7月21日更新
ベルリーナールフト

「ベルリーナールフト(Berliner Luft)」は、ベルリン生まれの作曲家パウル・リンケが作曲した国民の音楽。『ベルリン市の歌』といってもいいほど、ベルリンに密着している。一般市民層のために音楽を書き続けたリンケならではのメロディーだ。


毎年6月に日本でも放送されるベルリン・フィルの野外コンサートでは、いつも一番最後に演奏されるおなじみの局だ。直訳すると、「ベルリンの空気」ということ。


このコーナーでは、ベルリンのあちらこちらから、日常の写真でベルリンの香りを届けます。


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メルケル会見

ドイツのメルケル首相は毎年、夏休みに入る直前に記者会見を行い、内政、外政問題の質問に答えている。今年も、恒例会見が7月20日に行われた。会見は、1時間半近く続いた。

今年のメルケル語録から2つ。

• 事実とともに議論して対抗するしかない。その時には、ことばがたいへん重要だ。でも、ことばが崩壊してきているのが問題だ(右翼ポピュリズムについて)。
• ドイツには、ナチスという過去がある。ドイツは、その過去からたくさんのことを学んできた。これからも、そうしていかなければならない。現在も、過去から学んできたことを基盤に決断するのが大切だ。 (2018年7月21日)

火災報知機

火災報知機 火災報知機

ベルリンの中心街で、珍しいものを見つけた。

消防署に火災を通報する火災報知機だということは、すぐにわかった。でも、いつ頃のものなのか、わからない。ただ、かなり古いものであることは確かだ。

ネットで調べたところ、ベルリンでは1886年にはじめて、公共の広場などにこの種の火災報知機が設置されたという。

地下に専用回線があったとみられる。

側面一杯に、いたずらは罰せられるとある。当時も今も変わらない。 (2018年7月14日)

入道雲

入道雲 入道雲

ベルリンでは、ここのところ雨の降らない日が続いている。かなり乾燥しきっている。

ベルリン周辺のブランデンブルク州では、すでに火災警報が出ている。森では、火事が起こったりしている。

先日、偶然にもわが家の窓からベルリンの空に入道雲が広がっているのが見えた。ただ雲がこう白いと、雨は期待できない。

真っ黒な雲が広がって突風がくると、嵐の前兆だ。ひどい時は、排水溝が溢れてあちこちで洪水となる。

こうした異常な天候が、増えてきた。 (2018年7月07日)

古家

古家

ベルリン西部の中心を歩いている時に、裏通りに入った。

小さな公園があり、ベルリン中心街といっても住宅街だ。

少しして目に止まったのが、この古い建物。この建物だけが、周りの住宅と違って廃墟のように古いまま残っている。

外壁にある看板からすると、"Alt Berlin(古いベルリン)"という酒場があったところのようだ。ビール酒場だったのだと思う。

入り口の両脇には、1930年代を思わせるような男女の看板もかけられたままになっている。 (2018年7月01日)

ツバメ

ツバメ ツバメ ツバメ

ベルリン中心にある公園ティーガルテンで見た鳥を、これまでもう何回か取り上げてきた。今年は、例年になくたくさんの鳥がいるように思う。

先日も、たくさんのツバメが飛び交っていた。ひなから育って飛べるようになった若鳥たちだと思う。

まだ飛んでいる範囲は狭いのだが、たくさんいるのでビーチクパーチクとうるさいくらいだ。

飛べるようになった若鳥たちも、こうして一歩一歩新しい世界を学んでいるのだと思う。 (2018年6月23日)

モスク

モスク モスク

イスラム教の礼拝堂モスクには、女性はスカーフで髪を隠していないと入れない。礼拝も、男性と女性が別々にするのが普通だ。

ベルリンでは、こうしたイスラム教の男女差別をまったく廃止し、すべての市民に解放されたリベラルなモスクができてちょうど1年になる。

もちろん、イスラム教の宗派は問わないし、同性愛者であっても問題ない。アッラーの前ではすべての人が平等なので、ウラマーといわれる指導者も、希望すれば誰にでもなれる。

モスクは、ドイツの作家ゲーテとイスラム哲学者のイブン・ルシュドの名前をとって、イブン・ルシュド・ゲーテ・モスクという。

設立の中心になったのは、弁護士で女性の権利を守る活動をしているトルコ人女性、セイラン・アテシュさん。

アテシュさんによると、モスクのオープン直後にはかなりのいやがらせや妨害があったという。自身も現在、常に警官数人に護衛されている。ぼくもモスクに入る時に、入口で警官に記者証を見せなければならなかった。礼拝堂でも、警官が監視していた。

キリスト教では、ルターの宗教改革から500年。イスラム教でも、改革がはじまろうとしているのだと思う。 (2018年6月16日)

アオサギ

アオサギ アオサギ アオサギ

わが家から歩いて数分のところに、ティーアガルテンという公園がある。そこには、アオサギが生息している。毎年、数匹いると見られる。公園内の池の畔に優々しく立っている姿が見事だ。

わが家のベランダからは、アオサギが飛んでいる姿を見ることもある。

先日は、そのティーアガルテンに黒い黒化アオサギがいた。まだ若鳥のように思われる。黒化ははじめてだ。

そっと一歩一歩近づいては、シャッターを切った。だが、そのうちにアオサギは飛び去ってしまった。 (2018年6月09日)

難民

ドイツでは、2015年のような難民の流入の嵐は一段落した。でも、まだ毎日のように難民が庇護を求めてドイツにきている。

前バイエルン州首相のドイツ内務大臣は、バイエルン州ですでに実施されているように難民を大きな施設に閉じ込めて強制送還を早めたい意向だ。だがそれに対しては、大きな施設では人道的ではないとして反発も大きい。州によっては、政府の計画を無視する州もある。

ベルリンもその一つ。現在、ベルリンにきた難民はまず元テンペルホーフ空港内に設置された施設に数日間収容され、健康のチェックなどを受ける。その後、難民申請をするために写真にある役所にくる。施設には、数十人の通訳が常駐。

そこで、身元確認、難民登録、難民申請を行なった後、ドイツ各地にある難民収容施設に割り振られる。ベルリンに残れるとは限らない。 (2018年6月02日)

カナダガン

カナダガン

今年も、ベルリン中心部にある公園ティーアガルテンではカナダガンの親子の姿が見られる。

カナダガンは元々北米に生息する渡り鳥ということだが、ヨーロッパでは渡り鳥でないものが多いらしい。ティーアガルテンでも、冬の寒い時以外はほぼ年中見かけることが多い。野生として、公園に定着しているのではないかと思う。

なお日本では、カナダガンは外来生物法に基づく特定外来生物に指定されており、飼養が禁止され、法的に防除の対象になっているということだ。環境省は2015年12月、根絶して国内でゼロになったとしている。 (2018年5月26日)

シャクナゲ

シャクナゲ

ベルリン中心部にあるティーアガルテンという大きな公園では、今シャクナゲが満開である。

ティーアガルテンには、シャクナゲだけが集中的に植えてあるエリアがあり、そこは今頃になると、シャクナゲがいつ咲き出すのかと楽しみになる。

花の色によって、咲き出す時期に多少のずれがある。今満開なのは赤紫色の花で、その花が一番遅く咲き出す。

シャクナゲは小川の畔にも植えられており、新緑の中に包まれたシャクナゲの花はより神秘的な感じになる。 (2018年5月19日)

アメリカハウス

1966年2月5日、西ベルリンにあるアメリカハウス前には約2500人の学生が集まり、ベトナム戦争に反対して座り込みのデモをした。卵も投げ込まれたといわれる。

これが、当時の西ドイツで戦後はじめて行なわれた学生デモだった。そして、それが西ドイツの68年学生運動へと発展していく。

学生運動に参加する学生はごく少数派で、当時はまだ、保守的な一般社会から「浮浪者」扱いされていた。

その運動が、西ドイツ社会の将来に大きな影響を与えることになるとは、一体誰が予想していただろうか。

今年はその学生運動から、50年となる。 (2018年5月12日)

桜園

桜園 桜園

ベルリン郊外のヴェルダー(Werder)には、果樹園がたくさんある。りんごや桜、西洋ナシなどの木が栽培されている。

果実は販売されるばかりでなく、果実からリンゴワインやサクランボワインなどの果樹酒も生産される。

4月末から5月はじめにかけては、ちょうどその果樹が花を咲かせる頃。地域全体で果樹祭が行なわれ、ベルリンに帰る電車は果実酒でべろんべろんに酔っぱらった乗客で一杯になる。

写真は、桜園を撮ったもの。桜の花は、ちょうど1週間前に散ったばかりだった。でも桜園には、のどかに自然を楽しむ市民が集まってくる。

6月になると、今度はサクランボ狩りの季節だ。 (2018年5月05日)

ベルリンの蜂蜜

写真は、ベルリン産のハチミツだ。

なぜ都会でハチミツが獲れるのかと、疑問に思うかもしれない。でも今、都会産のハチミツがいい。ベルリンでは、ホテルやビルの屋上などにも養蜂場ができている。

ベルリンは緑の多い街で、ボタイジュなどたくさんの木がある。さらにバルコニーにもいろいろな花が植えられている。そのため、ハチミツの種類が多様で、よりこくのあるいいハチミツができるという。

それに対し、農場や草原にある花は単一化されているうえ、農薬でハチが少なくなってきている。それが、植生や農業に影響を与える心配もある。

でも、都会では農薬が使われておらず、ハチは減るどころか、増える傾向にあるのだという。 (2018年4月28日)

テトラパック

テトラパックは、牛乳やジュースなど飲料物の紙容器として使われている。

ただ紙容器といっても、紙の表面が合成樹脂などで表面加工されていることから、リサイクルが難しいとされる。

ベルリンを走る電車Sバーンのガード下には、写真のようにテトラパックを植物の『鉢』のように使っているところがあった。

定期的に植物に水をやりにくる市民もいるらしい。 (2018年4月21日)

世界の木

写真の絵は、1975年にドイツ人アーティスト、ベン・ヴァーギンが建物の外壁に描いた「世界の木」だ。当時は、環境破壊が問題になりはじめた時代。木が産業によって破壊されることを警告して叫んでいるのだという。

外壁に描かれた作品としては、ベルリンでも最古のものだと見られる。

ところが、写真からもわかるように、昨年末からその前で建設工事がはじまった。32メートル高のオフィスビルがその前に建つのだという。これから工事が進むにつれ、世界の木はもう見れなくなる。

そのため、来月の5月5日にこの世界の木が中央駅近くの外壁に『移植』されることになった。その時には、88歳になったベン・ヴァーギンも手伝うという。

それを機にベルリンでは「ベルリン外壁祭」が開催され、世界各国から100人近くのアーティストが集まり、それぞれが外壁に作品を描きだす予定だ。 (2018年4月14日)

シュツットガルト中央駅工事

シュツットガルト中央駅工事 シュツットガルト中央駅工事 シュツットガルト中央駅工事

ドイツ南西部のシュツットガルトでは現在、中央駅の改造・増築工事「シュツットガルト21」が行なわれている。

このプロジェクトは、シュツットガルトとその周辺の鉄道路線を大幅に拡大して、効率よく利用できるようにすることを目的としている。

ただ地元住民は、その効果はないとするほか、自然保護上の問題も指摘し、大きな反対運動が起きた。たとえば2010年9月には住民のデモ隊が警官隊と衝突して、住民一人が失明するという事件も起きた。

2011年11年の住民投票でプロジェクトの継続が決まったものの、住民側が恐れていたように工事費用も当初の予想の倍に膨れ上がり(1兆1000億円相当)、工事も大幅に遅れ、現在のところ竣工は当初の2019年末から2025年となる見込みだ。

シュツットガルト21反対運動が市民社会にもたらした影響も大きく、その後シュツットガルトでは住民の自治意識が強くなり、たくさんの住民イニシアチブが生まれている。 (2018年4月03日)

東独反体制派資料

旧東ドイツにおいて、反体制派として弾圧されたロベルト・ハーフェマン。

当初体制を支持する化学者であったハーフェマンだが、体制に批判的なインタビューを西ドイツの新聞にしたことで、党から追放され、大学教員の職も失った。その後、就業も禁止され、自宅に監禁される状態が続いた。

東西ドイツ統一後、東ドイツにおける反体制派運動を記録して残すためのロベルト・ハーフェマン協会が設置された。

協会の資料室には、写真のように、反体制派活動家毎にその人物に関連する資料がたくさん保管されている。

旧東ドイツ社会を記録する貴重な宝庫といっていい。 (2018年3月26日)

反原発デモ

反原発デモ 反原発デモ

ドイツ南西部、シュツットガルトの北にあるネッカーヴェストハイム原発では、フクシマ原発事故日の3月11日、反原発デモがあった。

主催者によると、地元周辺地域から全体で800人が参加した。ただ、参加者は例年に比べて減る傾向にあるという。

ネッカーヴェストハイム原発には、加圧水型炉が2基ある。そのうちの1基はフクシマ原発事故後に停止され、もう1基は2022年末までに停止される予定だ。 (2018年3月13日)

冬の雀

ベルリンはここのところ、零下となる日が続いていてとても寒い。

冬のスズメは「ふくらスズメ」といわれ、丸々と膨らんでいる。これは、スズメが渡り鳥ではなく、常に同じところで生活していることから、寒くなるとからだの羽毛を膨らませて防寒対策しているのだという。

「福」がくるとか、もたらすすずめとして縁起がいいともされる。

はて、その効果はベルリンでもありや? (2018年2月24日)

木

木 木

ベルリン中心を流れるシュプレー川畔の遊歩道に、写真のようにきれいに刈りとられた木が3本ある。

そんなにいつも手入れがされているとは思わないが、『散髪』されてまもないような感じになっている。

今は冬で寒いので、芽を出さずに静かに春を待っているのかもしれない。 (2018年2月19日)

壁

壁  壁  壁  壁

この2月4日は、1961年8月13日に東西ベルリンの国境が封鎖されてベルリンの壁ができ、1989年11月9日に崩壊するまでと、それからの年月がちょうど同じ日数になった日だった。

現在は、ベルリンの壁が存在した日数よりも、なくなってしまってからのほうが長くなったことになる。

それを前後して、地元の歴史研究が1961年8月13日の国境封鎖当時建設されたと見られる元祖ベルリンの壁を見つけたと発表した(写真)。元祖は、Sバーンのシェーンホルツ駅のすぐ脇にある。

ただベルリン市の史跡保護局は、壁の位置が西ベルリン側に近すぎないかとも見ており、今後の調査が待たれる。< (2018年2月10日)

落書き

落書き 落書き  落書き

シュプレー川の畔を歩いていると、鉄道橋を支えるコンクリートの柱にきれいにはっきりと描かれた落書きがあった。その近くにある渡り橋には、モザイクで人の顔を描いたものもあった(4枚目の写真)。

ベルリンには、至る所に落書き(グラフィティ)が見られる。ただ、それを単にヴァンダリズムだと規定してしまうには難しいところがある。ヒップホップ文化の重要な要素になっていることも見逃してはならない。

実際、建物の壁に意図的にきれいに描かれた『作品』もある。 (2018年2月03日)

捕鯨反対デモ

27日、ベルリンの在独日本大使館前で捕鯨とイルカ追い込み魚に反対するデモ集会があった。デモを企画したのは、Aktion Fair Playという動物保護団体。70人ほどが集まった。

毎年ベルリンで日本フェスティバルが開催されるのを機会に、日本大使館からフェスティバル会場までデモをし、フェスティバル会場でビラをまくのだという。今年で6回目。

日本は大好きだか、これだけは許せないという女性もいた。

捕鯨を妨害するシーシェパードの会員なども参加することから、日本大使館はデモに近づかないよう事前に警告メールを流していた。だがデモは、女性が中心で、歩行器で歩く老婆やこども、犬などが和やかに参加していた。 (2018年1月27日)

テレビ塔

テレビ塔 テレビ塔  テレビ塔

ベルリン・アレキサンダー広場にあるテレビ塔は東ドイツ時代に建設されたものだが、今は統一ベルリンのシンボルのようになったともいえる。

全長368メートルだが、展望階とレストランのある丸い部分は200メートルほどの高さしかない。

だが冬になると、天候によってはガスがでやすく、テレビ塔が全く見えなくこともある。また雲が低い位置を流れると、その丸い部分が雲に覆われて見えなくなることもある。

夜は、その時々によって赤い警告灯以外にイルミネーションで装飾される。 (2018年1月20日)

ヤドリギ

ベルリン郊外の湖の畔を散歩していると、ヤドリギを見つけた。ヤドリギは、樹木の枝なのに寄生して成長する珍しい植物だ。

冬になれば樹木が落葉しているので、冬のほうがヤドリギを見つけやすい。

冬の寒い時でも、ヤドリギは常に緑の葉をつけている。それが、縁起のいい植物だとか、神聖なパワーを持っているとされる所以なのだろうか。

ドイツでは、ヤドリギの葉を乾燥させて煎じて飲めば、抗がん的な効果があるともいわれる。 (2018年1月13日)

幸運

幸運

大晦日が近づくにつれ、ベルリンの花屋さんの店頭には、四葉のクローバーや煙突掃除屋さんの人形、あるいは豚の人形を組み合わせた飾り物が並ぶようになる。

これらはみんな、幸運をもたらすシンボルなのだ。たとえば豚は、実りをもたらすもの。つまり、土地が肥えるとか繁殖力がある(妊娠する)ことを象徴しているともされる。

昔の貧しい時代には豚のような肉を食べることがまれで、肉は新年などお祝いする時にしか食べる機会がなかった。だから、豚は豊かさを求めるシンボルでもある。

煙突掃除屋さんには火事にならないように煙突を掃除してもらう必要があることから、火事にならないことを願うシンボルでもある。

ドイツでは新年を前に、こうした幸運をもたらすシンボルを送ったりする。 (2018年1月07日)

花火

花火  花火  花火  花火

カウントダウンとともに、新年になるとベルリンの夜空には至るところに花火が打ち上げられました。

写真は、例年のようにベルリン・ブランデンブルク門から打ち上げられた花火の写真です。

ベルリンでは毎年、全体的に花火の数が減っていくように感じます。花火があちこちで打ち上げられる時間も短くなったようにも感じます。

毎年、あちこちで花火が原因で火事もありますが、今年はどうか。 (2018年1月01日)

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