この10月3日で、東西ドイツ統一16年となる。
ベルリンの地元紙などが行なったアンケート調査によると、ベルリンでは統一が達成されたと感じている市民が38%しかいないことがわかった。年齢層で見ると、30歳未満では48%と、約半分が統一されたとしている。それに対し、50歳以上では統一感があるとしたのは33%に過ぎず、年齢が上がるほど、まだ統一されていないと感じている人が多いことがわかる。
また東西の交流について、東ベルリン市民では79%が西ベルリンで交流があるとしているのに対し、西ベルリン市民では東ベルリンで交流があるとしているのは68%にすぎない。西ベルリン市民のほぼ3人に1人は、いまだに生活圏を西ベルリンにしか持っていないことがわかる。
(2006年10月01日) |