15日に発表された憲法擁護庁の報告書によると、ドイツで極右グループによる暴動が増加している。2006年に検挙された極右による暴力の件数は、前年比で14.6増した。
特に、ネオナチが社会性の強い催し物を行うなどして、巧妙な手口で極右政党にまで入り込み、政治勢力として社会に浸透する傾向が強くなっているという。
2006年に極右暴力の検挙件数が一番多かったのは、ドイツ西部のノルトライン・ヴェストファーレン州。ただ、住民10万人当たりの件数で比較すると、ドイツ東部のザクセン・アンハルト州が最も多くなる。
(2007年5月16日) |