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ドレスデンで極右デモ
(2009年2月15日)
中央駅前に集まる極右
中央駅前に集まったネオナチ

14日、ドイツ南東部ザクセン州のドレスデンで、ネオナチ約6000人がドイツ全国ばかりでなく、隣国のチェコやスイスから集まり、ドレスデンの中央駅を基点に市内中心街を一回りするデモ行進を行った。


これは、64年前の1945年2月13日と14日に連合軍がドレスデンを空爆して、たくさんの犠牲者が出たことから、極右団体がここ数年前から毎年「追悼行進」として行っているもの。


参加者は毎年増加し、ヨーロッパでは最大規模の極右デモにまで成長した。


黒装束の若いネオナチから、極右政党を支持する市民などが横断幕を持って行進した。


また同時に、反ネオナチデモも計画されていたことから、ネオナチのデモはたくさんの警官隊に警備される形で行われた。


市内の一部では、ネオナチのデモを妨害しようとした極左グループが警官隊と衝突する場面も見られたが、全体としては平穏に終了した。


反ネオナチデモ、集会のほうは、全体で1万2000人ほどの市民が集まったと見られる。


(2009年2月15日)
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