ドレスデンに集まったドイツリンゴ親衛隊 |
ネオナチのデモがあると、ドイツ産リンゴの純粋性を追求する若者のグループの姿が見られる。旧ナチ親衛隊をもじった服装で、ネオナチのパロディをしているのだ。
若者の赤い腕章にハーケンクロイツはなく、その代わりにリンゴのマークが施してある。
「ドイツリンゴ親衛隊」の若者たちだ。
14日にドレスデンで行われたネオナチのデモでも、ドイツリンゴ親衛隊の若者たちが『行動』していた。
ドイツリンゴ親衛隊のモットーは、1)ドイツ産リンゴの純粋性を守れ!、2)南欧産のリンゴを排除せよ!、3)自然に落ちて腐ったリンゴを排除せよ!だ。
ドイツリンゴ親衛隊は、2004年にドイツ東南部ザクセン州の州議会選挙で、極右政党のドイツ国家民主党(NPD)が議席を獲得したのを機に誕生した。
リンゴというのは、同党のホルガー・アプフェル議員団団長のアプフェル(独語でリンゴ)に由来するともいわれる。だが、公式のコメントはない。
すでに、ドイツ各地15ヶ所に支部が誕生している。
(2009年2月16日) |