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壁の裏側に生きる世界
(2006年12月29日旧サイト掲載)

超高級ホテルの工事現場。工事現場の作業員たちが次第に豪華な内装へと仕上げていく。しかしその過程で、作業員たちは現場の至る所に思い思いの落書きを施していく。同時に落書きは、工事が進むにつれ、豪華な壁紙などの内装の裏に埋もれていく。ホテルが完成すると、落書きはもうホテルの利用客の目に留まることはない。作業員たちも二度と超高級ホテルに入ることもない。しかし、落書きは壁の裏側で今も生きているのだ。(J・O)


ホテルの壁の裏4 5.OGは5階(日本では6階)ということ。工事現場では、階の表示がないと、自分がどこにいるのかわからない。
ホテルの壁の裏2 トイレの利用方法もしっかり指示しておかないと、たいへんなことに。ただ実際には、トイレはあろうがなかろうが同じなんだが。。。
ホテルの壁の裏3 工事現場だって、屁はするぜ。
ホテルの壁の裏16 ハイ、チャーリー。
ホテルの壁の裏5 エルケ(女性の名前)の横の黒点は?
ホテルの壁の裏7 レーマン、鴨のけつ。
ホテルの壁の裏6 こりゃ、よくわからん。
ホテルの壁の裏8 でました。天下のスーパーマン。
ホテルの壁の裏9 ドイツ語ではないことばも。
ホテルの壁の裏13 最も落書きの標的になったのはレーマンという名前。
ホテルの壁の裏11 どっちがレーマンなんだ?
ホテルの壁の裏12 ルーカスが悪いんだと。
ホテルの壁の裏10 男かな、女かな?
ホテルの壁の裏14 今度は、シュッミットが悪いんだと。
ホテルの壁の裏15 その上、シュッミットはおかまだ。
ホテルの壁の裏17 豚野郎め!
ホテルの壁の裏1 あなた、立派ね。
ホテルの壁の裏18 この、くそったれが。
ホテルの壁の裏19 像さんもけつを向ける。
ホテルの壁の裏20 あっ。宇宙人だ!?
ホテルの壁の裏21 あら、色っぽいネコちゃんね。
ホテルの壁の裏 エレベータの前には、落書きが多い。
ホテルの壁の裏23 ホテルができても、一般市民は外から壁の中をのぞくしかない。

写真は、まだベルリンの壁があった時代に東ベルリンで撮影したもの。ホテルは、外貨稼ぎのために設置された超高級ホテルだった。したがって、東独市民はホテルが完成しても、ホテルを利用することはもちろん、中に入ることもできなかった。


(2006年12月29日旧サイト掲載)
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