2023年3月29日更新 − HOME − 小さな革命一覧 − 旧東ドイツは今
灯台
旧東ドイツは今
ヒッデンゼー島の自然

ヒッデンゼー島は、ドイツ北東部バルト海に浮かぶ小さな島。ドイツ最大の島リューゲン島の小島といってもいい。ここは東ドイツ時代、政府官僚、政治家、文化人などのための高級リゾート地だった。


それが統一後、ベルリンやハンブルクなど旧西ドイツ大都市市民のリゾート地としても利用されるようになった。


島は、バルト海側が長い砂浜となっている。その他にも、いろいろな地形で形成され、植物や鳥の楽園のように自然の宝庫となっている。


ヒッデンゼー島の今の状況を、動画と写真で届けたい。

ヒッデンゼー島の鳥たち(2023年3月29日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島は、野鳥の宝庫でもある。島のどこにいても、鳥の鳴き声が耳に入る。

そこで今回は、島で収録した鳥の鳴き声を集めてみた。

波の音、風の音などを背景に、鳥の鳴き声が聞こえる。音量をあげ、耳をすまして聞いてほしい。


(2023年3月17日、18日、19日撮影)
ヒッデンゼー島の浜辺(2023年3月28日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島では、バルト海側に長い浜辺がある。ほとんどが砂浜だが、北の断崖エリアには岩もある。

浜辺では、琥珀を探している人をよく見かける。しかしまず、見つかることはない。

島では、風の強い日が多い。ただ波は、それほど荒くない。とても長閑な浜辺だ。

ぼくは、浜辺をのんびりと歩くのが好きだ。


(2023年3月18日、19日撮影)
ヒッデンゼー島の家々(2023年3月25日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島にある家々の多くは、茅葺になっている。屋根は、イネ科のヨシを材料にして葺かれている。

島では島に暮らす市民の個人住宅よりも、小さなセカンドハウスや休暇用に賃貸される保養ハウスのほうが多い。こうして島全体が、リゾート地になっている。

ぼくはまだ茅葺の家に滞在したことがないのだが、いずれそういう家を借りてみたいと思う。


(2023年3月18日、19日撮影)
ヒッデンゼー島の灯台(2023年3月24日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島の北部が島の頭のようになっており、そこに灯台がある。島の目玉の一つだ。灯台からは、バルト海とリューゲン島との間の内海が見える。

島の頭からは、内海に向けて半島が2本伸びている。灯台から内海方向に降り、そのうちの入場していい島の内側にある半島に入った。ぼくが最初に島にきた時はまだ野生という感じだったが、今は放牧地として結構開発されていた。

内海側はバルト海側に比べ、風も穏やかだ。


(2023年3月17日撮影)
ヒッデンゼー島の断崖(2023年3月23日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島の北部に小高い山があり、断崖となっている。その地帯は、「ドルンブッシュ(Dornbusch)」と呼ばれる。ドイツ語で「イバラの茂み」という意味。森林もあるが、確かにイバラの茂みといったほうがいい。

秋になると、オレンジ色のサジーの実や赤いイスバラの実(写真)があちこちに見られる。サジーの実からできるジュースやリキュール、ジャムなどは、ヒッデンゼー島の特産品だ。


(2023年3月17日、19日撮影、写真1枚2018年9月撮影)
ヒッデンゼー島のヒース(エリカ)(2023年3月22日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島の中心から西部にかけ、広大なヒース(和名:エリカ)の原野が広がる。原野は砂地で、ヒースの間に細い歩道がある。ヒースは晩夏から秋にかけ、ピンクや白い花を咲かせる(写真)。撮影した3月は、一面茶色にしか見えない。これから新芽が出て、原野には緑色が入るようになる。


(2023年3月18日撮影、写真1枚2020年9月撮影)
ヒッデンゼー島の馬たち(2023年3月20日YouTube掲載)

ヒッデンゼー島では、自家用車の利用は認められない。車は、業務目的だけに走ることができる。移動は主に、徒歩か自転車。あるいは馬車も、重要な移動手段だ。そのため島では、たくさん馬が飼われている。


(2023年3月17日撮影)
ヒッデンゼー島へ行く(2023年3月17日YouTube掲載)

ドイツ北東部にある小さな島ヒッデンゼー島にいくため、リューゲン島のシャプローデからフェリーに乗る。まずは、島にいくところまでと島の夕日。夕日は、バルト海の地平線に沈む。この日は雲が地平線まで降りていて、赤い夕日の日没は見ることができなかった。残念!

風の強さを知ってもらうため、風のゴーゴーという雑音は意図的に消してない。


(2023年3月16日、17日撮影)
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