1989年初期に西ベルリンにできたポーランド人市で撮った写真です。1989年3月に撮りました。
東ドイツの隣国ポーランドでは、独立した自治管理労働組合「連帯」を中心とした民主化運動によって、民主化政権が誕生します。ポーランド人は民主化運動によって、西側に出国できるようになっていきます。
それとともに、ポーランドから一番近い西側地区である西ベルリンにおいて、ポーランド人が自国から物品を持ち出して、闇販売する市場ができるようになりました。外貨である西ドイツマルクを得るためです。
そのメインの市が、東ベルリンから西ベルリンに入った近くのポツダム広場にできました。ポツダム広場は、ベルリンの壁のあったところ。戦後再開発されず、空き地になっていました。
このポーランド人市のニュースは、東ベルリンの市民にも伝わります。これは、東ドイツも含め、東欧諸国が民主化される兆候を示す大きな出来事の一つでした。
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