2018年8月22日掲載 − 再エネいろは
エネルギーの貯蔵が重要になるということか?
再生可能エネルギーQ&A

エネルギーを貯蔵する可能性を持っているのは、とても重要です。


しかし基本は、発電された電気をできるだけ同時に使用することです。それが無理な時にだけ、エネルギーを貯蔵します。あるいは、発電された電気では需要をカバーできない時にだけ、貯蔵されたエネルギーを使います。


デジタル化が進めば、エネルギーをいつでも貯蔵して、いつでも使えるようになります。でもいつもそうしていると、その分コストが膨らみます。それでは、何のためのデジタル化かわかりません。


ソーラーパネルが、かなり安くなってきました。家庭用蓄電池の価格も下がってきています。一般家庭で、自家発電して自宅で消費するケースが、これからますます増えてくると思います(「間借り人電気」と「自家発・自家消費へ」を参照)。そのほうが、送電網にも負担をかけませんし、送電網整備に莫大な投資をする必要がなくなります。


これまでは、大きなエネルギー供給システムを中央から上から下へ管理してきました。


しかし今後は、まず一般家庭などできるだけ小さなエリアでエネルギーの需要を満たします。次に小さな区域一帯へ、その次は小さな区域をいくつも集めた大きな区域へ、さらに地域一帯へと、エネルギーを供給するシステムを下から拡大していきます。


そうして、最終的に地域全体、国全体のエネルギーシステムを構築していくよう下から上に方向転換していく必要があります。


(2018年8月22日)

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