そうするべきだと思います。
前項で、家庭内で洗濯する時間帯や食器洗い機を使う時間帯をシフトさせたり、工場で機械を一度に立ち上げるのではなく、時間の間隔をおいて機械を順次立ち上げる方法も考えるべきだと書きました。
それによって省エネできるだけでなく、時間帯毎に見られる電気の需要の差を均一化できるようになります。こうして、ピーク時の電気の需要も減らします。
さらに、電気の需要を発電状況に応じてコントロールすることも考えます。再エネでは、天候の状況に応じて発電量が事前予測できます。その予測値に応じて電気の需要をコントロールして、発電量と電気の消費量をマッチングさせるようにします。
これは、スマートグリッドやスマートメーターがあれば、それほど難しいことではありません。
洗濯物を洗濯機に事前にセットしておくのは、ちょっと面倒かもしれません。でも食器洗い機であれば、汚れた食器と洗剤を入れて事前セットしておけば、発電状況に合わせて送電会社が食器洗い機のスイッチを自動に入れることができます。
また、工場での自動化とデジタル化が進めば、工場での生産を発電状況に応じてコントロールすることもできるようになります。もちろんその場合は、工場の受注状況も配慮しなければなりません。
(2018年9月19日)
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