2020年9月02日掲載 − 再エネいろは
再エネが増えると、化石燃料はどうなるのか?
再生可能エネルギーQ&A

その答えは、簡単です。石炭や石油、ガスの化石燃料が不要になるということです。


それが何を意味するか。それを考えるほうが大切です。


化石燃料が不要になるとは、お金を支払って化石燃料を買う必要がなくなるということです。でも、そういうと再生可能エネルギーで発電された電気を買うではないかという人もいると思います。


確かにそうです。でも太陽や風で発電された電気には、燃料費がかかっていません。それに対して、火力発電と原子力発電では燃料を買って発電します。


この点は、大きな違いです。


燃料費が不要なので、発電コストも格段に下がります。それについては、再エネいろはでも何回もいってきました。


もう一つは、化石燃料はある特定の地域でしか産出されないということです。そのため、輸送しなければなりません。輸送によって、化石燃料を使って環境を汚染します。


でも再エネは、ぼくたちの暮らしているところにあります。その場で使えば、長い距離を輸送する必要もありません。


暖房も、地元で「産出」される木の枝などのバイオマス(生物資源)を燃料として熱を供給することができます。


ぼくが取材したことのある自治体では、地元の住民の自宅の庭からでる枝などを回収する回収場を設置していました。住民が、そこに枝などのバイオマスを持ってきます。それを集めて、ボイラーの燃料となるように簡単に処理します。


そうすれば、燃料費がほとんどかかりません。


ぼくたちはこれまで、石炭や石油のためにたくさんのお金を支払ってきました。再エネを利用すれば、再エネはお金を支払わなくても手に入ります。その分の経費が浮きます。


化石燃料にお金を支払う時代は、終わるのです。これは、大きいと思います。


(2020年9月02日)

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