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温室効果ガス20%削減の意味
(2007年3月12日)

先週行われたEUの首脳会談で、EUは二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を90年比で2020年までに20%削減することを決定した。


だが、気候、環境問題に詳しいヴッパータール研究所は、EUは中東欧諸国の統合の結果、それだけで温室効果ガスの排出量を90年比で15%削減することになるとしている。それは、統合された中東欧諸国がこれまであまり環境問題に取り組んでこなかったからだ。


この試算によると、EUが実質的に行うべき温室効果ガス排出の削減努力は、90年比で5%でいいことになる。


たとえばドイツの場合、これまでに二酸化炭素の排出量を90年比で19%弱削減しているが、その内の10%超は統一された東部ドイツで90年代前半に達成されている。


(2007年3月12日)
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