2018年1月20日掲載 − 再生可能エネルギー
蓄電池で走る電車

ドイツでは地方にいくと、鉄道がまだ電化されていないところが結構ある。そういう路線では単線のところが多く、まだディーゼル列車が走っている。


電化するために、架線を敷設するとしてもかなりのコストが発生する。それよりも列車の蓄電化を進めたほうが、公害対策にもなるし、電化コストを削減できる。


それで、架線のあるところではパンタグラフを使って架線からの電気で走り、架線のないところでは蓄電池で走ればいい。


電気機関車の場合は、電気機関車のすぐ後ろに機関車と同じくらい大きな箱形の車両を連結して蓄電池車とする。電車の場合は、電車の屋根に蓄電池が搭載される。外観は普通の電車と変わらない。


電車も電気機関車も、架線があるところでは電気で走ると同時に蓄電池の充電も行なうことができる。充電するのに架線が足りなければ、一部の区間だけ電化すればいい。また、始発駅と終着駅に蓄電池の充電設備も設置する。


取材したベルリン郊外にあるボンバルディア社の工場では、ドイツ南西部でドイツ鉄道が使用する蓄電池で走る電車が製造中だった。


当然のことだが、蓄電池の充電は将来的には再生可能エネルギーで発電されたグリーン電力を前提としなければ意味がない。


(2018年1月20日)
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