2018年10月23日掲載 − 脱原発
廃炉はすぐにはできない

廃炉するには、まず原子炉を止めなければならない。そのために、制御棒を挿入して核分裂を停止させる。それで、原子炉は止まる。


しかし、それですぐに原子炉を解体できるわけではない。2011年3月11日に起こった福一原発事故を見ればわかるように、原子炉が停止しても、炉は非常に熱く、停止前と同じように蒸気を発生させている。まず、炉を冷やさないといけない。


そのためには、冷却系統など原発のシステムは停止前と同じように機能し、制御系統も稼働していなければならない。その間、原子炉圧力容器から燃料棒を取り出して、燃料棒を貯蔵プールで冷やす。


原子炉が冷えるまでには、最高3年ほどかかるといわれる。原子炉が冷えるまでは、ほぼ通常運転と同じような体制で原子炉を監視する。


原子炉が冷えるまで、解体作業をはじめることはできない。


(2018年10月23日)


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