2018年9月15日掲載 − 再生可能エネルギー
風車内データセンター

ドイツ西部ノルトライン・ヴェストファーレン州の北東部に位置するパーダーボーン郊外では、1997年に当時ヨーロッパ最大の風力発電パークが設置された。風車66基で、発電出力は36.55MWだった。


同地域では、1991年に最初の風車が設置された。これまで風力発電設備が次々と設置されており、風力発電設備の歴史を語る博物館といってもいい。


その風車の一つにおいて、タワーの一番下にサーバーの入ったデータセンターが試験的に設置されている。


風車入り口風車内サーバー
風車内に設置されたデータセンター

風車のタワーには、一番上のナブまで上がるためのエレベータとその他制御設備があるだけだ。スペースは十分ある。そのスペースにデータセンターをおいて、風力発電された電気をそのまま使ってはどうかというアイディアだ。


データセンターのスペースはレンタルで、各社のサーバーが収納されている。


データセンターには冷房が必要なほか、データセンターの制御装置、電気が断たれた場合にも電気を供給し続ける無停電電源装置が設置されている。


風車までは、データ送信用に光ファイバーケーブルが地下に敷設されている。データセンターは、まだ風車1基にしか設置されていない。たくさんある風車毎に設置されれば、バーチャル式のデータセンターとすることも可能だ。


一つの課題は、データセンターのセキュリティーだ。風力発電パークは人気のないところにあり、定期的な警備も必要だ。


(2018年9月15日)
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