2019年1月08日掲載 − 脱原発
高圧水で除染する

切断して小さくすると、いよいよ除染だ。


廃炉現場の一つグライフスヴァルト原発の除染施設では、前回述べたように除染施設に大きなのこぎり式切断機があった。でもそれでは、圧力容器や蒸気発生器などの大きな機器を切断するには小さすぎるのだという。


施設内には、蒸気発生器内に入っていたチューブがたくさん保管されている。これからまだ切断するのだという。その他、バーナーで切断するための小室もあった。


まず最初に見せられた除染方法は、高圧水を除染対象物に吹き付けて除染する方法だ。


除染室では、作業員が潜水夫でもあるかのように頑丈な防護服を着て、バルブではないかと思われる物体の表面に高圧水を吹き付けていた。


普段、除染中は絶対に除染室の大きなドアを開けてはいけないのだという。だが、ちょっとだけドアを開けて中の様子を見せてもらうことができた。作業員はドアが開くと、除染を中断した。


高圧水は200バールの高圧にされ、水を除染対象物の表面に吹き付けて除染する。高圧水によって塗料やコーティングされたゴムなどが取り除かれ、それによって表面に付着した放射性物質が除去される。


除染排水は施設内にある排水処理装置に送られ、放射性物質がろ過される。ろ過水はさらに、除染のために再利用される。


(2019年1月08日)
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