2017年3月31日掲載 − HOME − エネルギー選択宣言一覧 − 7章記事
スマートハウス化

ソーラーパネルやヒートポンプ、蓄電池、電気自動車、その他ハウスの設備機器と家電製品の多くは、通信機能を備え、最適に制御できるようにスマートハウス化されています。一階と二階にある操作パネルで、設備機器や家電製品を中央管理、操作します。操作はパネル操作だけではなく、スマートフォンでも遠隔操作できます。


スマートメーターさえあれば、たとえ住宅にソーラーパネルが装備されていなくても、スマートハウス化によって一般住宅の電力需要を自動制御できるようになります。再生可能エネルギーの発電状況と送電網の状況に応じて、洗濯の時間帯など家庭内での電力消費を世帯毎にずらして自動的に管理します。こうして、地域の電力消費がある時間帯だけに急増して電力不足にならないようにします。


将来はスマートハウス化で、留守宅の安全や高齢者の状態を確認することも可能になります。トイレに測定機能があれば、尿検査や血圧測定が可能となります。それを遠隔医療診断システムと接続すれば、自動健康診断もできるようになります。


ただデジタル通信によるスマートハウス化によって、家庭内の好みや習慣、その他個人データが盗まれる危険があるのも事実。ぼく自身、こうしたデジタル化は余り好みません。でも、主流はその方向に向かっています。十分なデータセキュリティ対策が必要です。


モデルハウスに最初に試験居住した家族には、猫が一匹いました。猫は夜行性で、夜間にハウス内を移動します。猫が移動する毎に、照明が夜間に自動点灯するなどの問題もあったということでした。その問題は、照明器具のスイッチを寝る前にすべて切って解決しました。


(2017年3月31日掲載)

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