この8日に発表されたアンケート調査(5000人に質問)の結果によると、反ユダヤ主義、反外国人、反民主主義など極右的な考え方が、ドイツ国民のあらゆる層、あらゆる年代に広く浸透してきている。
この傾向は西部ドイツにおいてのほうが顕著で、全体で11人に一人(9.1%)が極右的な世界観を持っていた。それに対し、一般的に右翼が多いと見られがちな東部ドイツでは、極右的な世界観を持っていたのは6.6%であった。
特に、東西ドイツで差が見られたのは、ユダヤ人とナチスに対する見方で、西部ドイツではほぼ15%がユダヤ人はドイツ人に合わないとしたのに対し、そう答えたのは東部ドイツでは9%であった。また、西部ドイツでは11.6%の人がナチスの残虐な行為が歴史において誇張されすぎていると見ているのに対し、東部ドイツでそう見ているのは8.7%であった。
(2006年11月11日) |