平和は、簡単に破壊される。戦争を知らないぼくたちは今、何ができるだろうか。
2021年に電子書籍『きみたちには、起こってしまったことに責任はない でもそれが、もう繰り返されないことには責任があるからね』を出してから、世界はより危険になっています。核兵器が使われる可能性も高まっています。
世界が右傾化し、ポピュリズムが大手を振って横行していることを考えると、ぼくたちは真剣に平和について考え、平和を求めていかなければなりません。
しかし、戦争を体験した世代は少なくなるばかりです。上述の電子書籍の登場人物も次から次に亡くなっています。戦争の生き証人を失う社会において、残された世代は戦争と平和に対して、どう向き合うべきなのでしょうか。
ぼくは、生活において原爆投下など過去の暴力の歴史とどう関わり、平和をどう守っていくべきなのか、生活において考える必要があると思います。それが、「小さな平和」を求めるプロセスでもあります。
今年2025年は、戦後、原爆投下80年。この機会に、上述の電子書籍を更新、追記して紙の本にして出すことにしました。
この本とともに、「小さな平和」を求めるきっかけが見つかればと思います。
この本では、持続可能な森林管理を認証するFSCマーク付きの紙を使います。 |