2025年3月11日掲載 − HOME − ベルリン@対話工房の本 − 歴史 − 書籍
発売予告
「小さな平和」を求めて
ポツダム・トルーマンハウスとヒロシマ・ナガサキ広場の記録
ふくもと まさお著
四六版並装、304ページ
あけび書房刊
2025年4月11日発行予定
税抜価格:2000円
平和は、簡単に破壊される。戦争を知らないぼくたちは今、何ができるだろうか。

2021年に電子書籍『きみたちには、起こってしまったことに責任はない   でもそれが、もう繰り返されないことには責任があるからね』を出してから、世界はより危険になっています。核兵器が使われる可能性も高まっています。

世界が右傾化し、ポピュリズムが大手を振って横行していることを考えると、ぼくたちは真剣に平和について考え、平和を求めていかなければなりません。

しかし、戦争を体験した世代は少なくなるばかりです。上述の電子書籍の登場人物も次から次に亡くなっています。戦争の生き証人を失う社会において、残された世代は戦争と平和に対して、どう向き合うべきなのでしょうか。

ぼくは、生活において原爆投下など過去の暴力の歴史とどう関わり、平和をどう守っていくべきなのか、生活において考える必要があると思います。それが、「小さな平和」を求めるプロセスでもあります。

今年2025年は、戦後、原爆投下80年。この機会に、上述の電子書籍を更新、追記して紙の本にして出すことにしました。

この本とともに、「小さな平和」を求めるきっかけが見つかればと思います。

この本では、持続可能な森林管理を認証するFSCマーク付きの紙を使います。

著者からひとこと
なぜこの本を書いたのか。その背景と思いは?
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注文チラシ
目次
本書に出てくる主な都市・地名
地図1)ヨーロッパ
地図2)ドイツ、ポーランド、チョコスロバキア
プロローグ
第一章  ポツダムに記念碑をつくる
ベルリン会談だった | ヒロシマ広場が誕生する | ナチス・ドイツは原爆実験に成功していた | 市民として活動する | ポツダムが攻撃される | 原爆体験者であることを隠す | ドイツが降伏する | 原爆体験者が募金活動をはじめる | 白旗を掲げる | 募金活動がライフワークとなる | ジャガイモを収穫する | 記念碑を構想する | ドイツの降伏が日本の運命を決める | 広島と長崎の被爆石を記念碑に入れる | 日本はドイツの軍事技術がほしかった | イエローケーキを日本に送る
第二章  ポツダム会談と原爆投下
ポツダム会談を準備する | 記念碑への批判記事がでる | 三首脳がくる | 平和首長会議を開く | ポツダムは占領されていた | 碑文を修正する | ポツダムで生きる | 記念碑の工事がはじまる | 日本が破壊される | 千羽鶴を折る | ドレスデンでは文化公演がはじまる | 被爆石は安全か | 女性は身を隠して生活する | 記念碑が完成する | 戦争の現実を知らなかった
第三章  戦後のトルーマンハウス
トルーマンハウスが学校の校舎となる | 研究炉とともに暮らす | トルーマンハウスが売却される | ヒロシマ広場をヒロシマ・ナガサキ広場に改名する | 原爆体験者が亡くなる | 米国大統領が広島を訪問する | ポツダムで灯籠流しをはじめる | ++つまずきの石++(囲み記事)| 石彫家も逝く | ポツダムだから可能だった
エピローグ
戦争体験者が若者に戦争を伝える | 記念碑は何のためにあるのか | 若者たちが戦争の過去を継承する
あとがき
紙の本出版に寄せて
本書の内容に係わる簡単な年表
外林秀人講演記録
参考文献
人名さくいん
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