そうではありません。できるだけ省エネすることが求められます。
デジタル化が進むにつれ、エネルギー消費が増大します(たとえば、エネルギー選択宣言ブログの記事「ブロックチェーンは必要?」を参照)。電気自動自動車や燃料電池車は、再生可能エネルギーで発電された電気を使わない限り、意味がないのは前項で書いた通りです。
こうした新しい需要の増加に対して、広い範囲に渡ってできるとろで、できるだけ省エネを追求することが大切です。
たとえば一般家庭では、洗濯する時間や食器洗い機を使う時間を工夫して、シフトできるようにすれば、ピーク電力の需要を減らすことができます。おそらく、食器洗い機の使用については、デジタル化されたスマートホームでは送電網の状況を見ながら、自動でコントロールできるようになると思います。
また工場においても、従業員の就業体制をフレキシブルにして機械を立ち上げる時間帯をシフトできるようにすれば、送電網にある電気を効率よく使えるようになり、新しい形での省エネも可能になると思います。
こうして、いろいろな形で省エネする試みが、今後益々必要になります。
(2018年9月12日)
前の項へ←← →→次の項へ →一覧へ
|