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再生可能エネルギーで電力の半分も可能
(2009年1月31日)

ドイツの再生可能エネルギー協会は、2020年までに風力、太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーで、電力需要の約半分を供給することも可能とするスタディを公表した。


これは、現在の再生可能エネルギーの割合(約15%)を11年後に3倍超にすることを意味する。


そのシナリオによると、再生可能エネルギー47%(陸上風力19%、オフショア風力6%、バイオマス9%、太陽光7%、水力5%、地熱1%)、石炭36%、天然ガス11%、原子力1%、その他5%。


ドイツ政府の目標は、2020年までに発電における再生可能性エネルギーの割合を30%にすることだが、この割合も大幅に上回る。


その前提として、現在、法律で電力会社が再生可能エネルギーで発電された電力を割高で購入することを義務付けられているが、それを現在の条件で継続すること、さらに、再生可能エネルギーで発電する場合、発電量に変動があることから、それを調整するため、余剰電力で水を高いところに貯蔵して、電力不足になる時に、水力発電するための揚水発電所をたくさん設置すること、さらに、発電拠点が小型化し、分散することから、それに適した送電線網を設置することを挙げている。


スタディによると、再生可能エネルギーの中では、依然として風力発電がメインになるものの、バイオマス、太陽光が大幅に成長していくものと予測している。


(2009年1月31日)
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