独自動車メーカ大手BMWは、19日と20日にロサンゼルスで開かれるモーターショーで、小型車MINIの電池式電気自動車MINI Eを初公開する。
MINI Eは、充電式リチウムイオンバッテリーを搭載した電気自動車で、減速時の回生充電機能も持つ。
バッテリーの最大蓄電容量は35kWhで、充電時間は約3時間。1回の充電で、約240km走ることができる。1回の充電コストは、電力料金次第だが、約5ユーロ(約615円)。
バッテリーの容量を大きくしたことから、後部座席がバッテリー用のスペースに使われ、2人しか乗れない。
モーターの定格出力は150kW(204ps)で、速度は自動制御で152km/hに制限される。
来年1月から、日常の条件下で実用化に向けたデータ収集を行うための実証試験が行われる。
そのため、米国カリフォルニア、ニューヨーク、ニュージャージーの3州において、1年間のリース契約で500台が個人、企業向けに提供される。リース料は月額850米ドル(約8万2500円)。
MINI Eは、走行時に二酸化炭素を排出しないものの、発電所で発電された電力を使用することから、1km当り約90gの二酸化炭素を排出することになると見られる。
(2008年11月19日) |