2019年2月16日掲載 − 再生可能エネルギー
地元の生物資源を有効利用するバムベルク郡

バムベルク郡は、ドイツ南西部バイエルン州の北西部に位置する。ユネスコの世界遺産に登録されているバムベルク市周辺の36の自治体で構成され、総人口は約14万5000人に上る。


郡全体の90%近くが森林と農地からなっており、生物資源が豊かだ。この生物資源を有効に利用して、温暖化に対抗したい。そのため、バムベルク郡とバムベルク市は共同で2008年9月、地域全体に必要なエネルギーを2035年までにすべて再生可能エネルギーでカバーすることを決議した。


この目標を実現するため、地域電力公社を設立するほか、温暖化対策とエネルギー利用についてアドバイスするエネルギー機関も開設した。


まず、地元地域で太陽光発電に適する場所を示すソーラー地図を作成した。また、地域36の自治体で具体的に実現する200以上に上る施策を立案した。


中心は、地元にある豊かな生物資源だ。


たとえばシェスリッツ町では、学校と公共施設の暖房用に地元の森林から得られる木くずなどを燃料とするボイラーを設置した。同ボイラーはおかくずばかりでなく、その他生物資源である植物のくずなども燃料として利用できる世界で数少ないボイラーだ。


オーバーライターバッハ村やシュトルレンドルフ村では、地元の農家や家庭から排出される家畜の糞や生ごみを使ってバイオガス発電を行い、排熱を地元各世帯の暖房や温室栽培用の熱源として利用している。


さらに、地元において電気自動車の普及を促進するため、郡に属する36の自治体に一時金を支給。電気自動車のローディングステーションの設置を開始した。現在、29の自治体に33のローディングステーションが設置されている。また14の自治体では今後、電気自動車によるカーシェアリングを開始する予定だ。


(2019年2月16日)
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関連サイト:
バムベルク郡公式サイト
再生可能エネルギーに取り組む自治体のサイト
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