2019年10月19日掲載 − 再生可能エネルギー
歩行者オンブズマン
− 道路を歩行者専用にする −

前回、ハイルブロン市において街をバリアフリーにする事例を紹介した。


今回は、ハイルブロン市において街をどのように歩行者専用にしているか、その具体的な方法について紹介する(写真をクリックすると、写真が拡大されます)。


歩行者専用道路は、左の地図中においてベージュ色でマーキングされている。現在、店舗が並ぶハイルブロン市中心街と、ネッカー川辺りの道路が歩行者専用になっている。


ただ店舗やレストランなどに必要な物流のため、歩行者専用道路は、夜の20時から午前11時まで車に解放される。


ハイルブロン市内を歩いて見ると、歩行者のために十分すぎるくらいのスペースがとってあることがわかる。


左の写真からもわかるように、木々がたくさんあり、緑がとても豊富だ。それが、街にゆったりとした雰囲気を与えている。


歩行者オンブズマンのパプシュさんによると、歩行者専用道路には、ベンチのほか、こどもの遊び場なども設置するのが大切だという。写真のこどもの遊び場では、こどもの安全のため、地面がゴムマットがはられている。


また、道路の脇に木を植えて影をつくることも重要だ。木を植樹できないところでは、天幕を張って人工的に影をつくる。


ネッカー川の辺りを並行して走る道路は、優先的に歩行者専用道路に切り替えられた。道路にレストランが並ぶところでは、それによって活気を取り戻したという。


川の辺りの歩行者専用道路の一部は遊歩道にもなっており、両側が木に囲まれ、木でできたトンネルのようなイメージだ。


遊歩道は、約3キロメートルに及ぶ。生活するとは動くことだとして、市民が歩いて健康促進することを推奨する。


そのため、遊歩道には看板が立てられ、歩くことを生活の一部にするよう勧めている。


周囲が歩行者専用エリアとなっている川には、橋もある。だが、橋では車の走行が制限され、一方通行になている。


速度も、時速30キロメートルまでに制限されている。


次回は、歩行者のためにどういう標識が必要になるかについて、その事例を紹介したい。


(2019年10月19日)
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関連サイト:
ハイルブロン市公式サイト
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