2019年3月16日掲載 − HOME − 再エネ一覧 − 記事
科学者も「Fridays for future」を支持

地球温暖化を食い止める対策を講じるよう求めて、若者たちが授業をボイコットしてまで立ち上がった。毎週金曜日、それに抗議する運動「Fridays for future」が、世界各国に広がっている。


ベルリンでもこの3月15日には、主催者発表でこれまで最高の2万5000人が集まった。今年1月25日のデモの様子は、本サイトのベルリーナールフトでも紹介している。


ベルリンでは、抗議運動に参加しているのは小学生から大学生までの若者たち。さらに、それを支持する高齢者までの大人の参加も目立つ。


小中高生が授業をボイコットして政治的な活動に参加するのは、日本では考えられない。生徒たちばかりでなく、先生の参加も増えているという。


「授業よりも、民主主義」


それが、金曜日デモ「Fridays for future」の根幹にある。


若者たちはさらに、科学者からの支持も得た。


3月12日、ドイツ、オーストリア、スイスの科学者たち「Scientists for future」がベルリンのプレスハウスで会見を開き、「Fridays for future」を支持する科学者の声明を発表した。これまで、1万6000人の科学者がその声明に賛同して署名したという。


「Scientists for future」の声明文には、こうある。


「わたしたちがすぐにも徹底して行動しない限り、地球の温暖化を食い止め、多種多様な動植物が死滅するのを防ぎ、自然の生活基盤を保護し、同時代世代と次の世代にとって生きる価値のある未来を獲得することはできない。それこそが「Fridays for future/気候ストライキ」を行っている若者たちが望んでいることだ。わたしたちは、その若者たちにわたしたちの敬意と絶大なる支持を与えたい」


(2019年3月16日)
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関連サイト:
ドイツの「Fridays for future」
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