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ドイツ南東部のラウジッツ地方(ブランデンブルク州、ザクセン州)には、質の悪い石炭である褐炭を採掘する露天掘り炭鉱がある。褐炭の生産量はドイツが最大だ。ラウジッツ地方には、褐炭を燃料とする火力発電所も稼働している。
しかしドイツは2030年までに、ドイツ東部(旧東ドイツ)にある石炭型火力発電所と露天掘り炭鉱については遅くとも2035年までに段階的に停止、閉鎖して脱石炭化を実現する予定だ。
この期限は、連邦と関連州との話し合いで2020年1月に合意され、それを規定する脱石炭法が同年8月に施行した。
そのためラウジッツ地方では、脱炭素化に向けて構造改革を進めなければならない。
ラウジッツ地方には、ドイツが統一される前にいったことがある。その時は、褐炭露天掘りの跡がまだ緑林されたばかりか、まったく植林されておらず、どこも灰色で産業化による廃墟のような感じがした。
一部の火力発電所周辺には、悪臭がすごくてその場におれないところもあった。
しかし現在は植林された木も育ち、一帯は自然の緑に溢れている。
問題は、実際の露天掘り跡をどう再開発するかだ。中には、露天掘り跡をワイン用のぶどう畑にしようという計画もある。それについては、「露天掘り炭鉱跡にワイン用ブドウ畑も」で報告した。
もう一つ重要な計画は、露天掘り跡を人工湖にして観光資源にすることだ。ラウジッツ地方全体で5つの人工湖を設置し(3つがブランデンブルク州、2つがザクセン州)、それぞれを運河でつなぐという。
そのうちの一つゼンフテンベルク湖はすでに完成しており、新しい観光地となっている。上の動画では、最後にボートなどが見える映像が、ゼンフテンベルク湖だ。
その前の映像は、まだ建設中のゼトリッツ湖。その前の写真4枚は、まだ稼働中の露天掘り炭鉱(ヴェルツォウ炭鉱)だ。
ラウジッツ地方では、すでにブランデンブルク州側だけで観光産業とその関連産業によって全体で2億6500万ユーロ(約500億円)の売上があり、観光産業によって6400人の雇用が創出されているという。
宿泊数も、2012年から2023年の間に約50%近く増えている。
ただまだ人工の湖という感じが残っており、それが本当に自然のものだと感じるようになるには、周りの自然がもっと豊かになるなど時間がかかると思う。
(2026年8月27日)
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