木は生物資源で、石炭と同じように燃やすとその中に吸収されていた二酸化炭素が排出されます。
でも、木はなぜ石炭と違って、再生可能エネルギーなのでしょうか。
木は生育中、空気中の二酸化炭素を吸収しています。それを伐採して燃料として燃やすと、木に吸収されていた二酸化炭素が排出されます。しかし、その排出された二酸化炭素は新しく生息している木に吸収されます。
この循環プロセスが繰り返される限り、大気中の二酸化炭素は増えないとみなします。つまり、二酸化炭素が排出されるてもまた吸収されるので、大気中の二酸化炭素はプラスマイナスゼロとなって、増えないということです。
そのため、木を伐採しても、同じ量の木が植樹され、森林が維持されなければなりません。
これを「カーボンニュートラル」といい、これが木を再生可能エネルギーとする前提です。
同じことが、生物資源として家畜の糞を発酵させてガスを発生させ、そのガスで発電するバイオガス発電にもいえます。
バイオガス発電では、メタンガスを燃焼させるので二酸化炭素が排出されます。でもそれはまた、家畜の餌となる植物に吸収されます。
(2018年3月02日記載、2018年7月09日エネルギー選択
宣言ブログから移転)
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