すでに、生ゴミが再生可能エネルギーであることは書きました。ただ、家庭で出る生ゴミをしっかりと分別して回収しなければなりません。それが、なかなかできていないのが現状です。
それから、スーパーなどで余ったり、古くなった野菜やパンなどの食料品もそれを回収して発酵させれば、バイオガスを得ることができます。
これについては「エネルギー選択宣言」の第4章でも書いています。でも、スーパーの残り物をホームレスや生活保護受領者など生活に困っている人たちのために使うこともできます。特に都市では、そのほうが残った食品をより有効に利用できると思います。
また、レストランや社員食堂、病院の食堂、ホテルの宴会やパーティー、催し物などでは、毎日たくさんの残飯が残っているはずです。それも回収すれば、発酵させてバイオガスを発生させることができます。
なお、レストランの残り物を閉店前に安く販売するためのアプリが登場しています。それについては、エネルギー選択宣言ブログの「食品を廃棄から救うアプリ」で書きました。
こうして得られたバイオガスは、バイオガス発電によって発電と熱供給に使うことができます。そればかりでなく、ガスのメタン濃度を上げれば、自動車の燃料として使うことができるほか、燃料電池に使えば、発電や燃料電池車の燃料と利用することができます。
ただいずれにせよ、できるだけ食料品を造りすぎて無駄にしないようにすることも大切であることを忘れてはなりません。
(2018年3月28日記載、2018年7月09日エネルギー選択
宣言ブログから移転)
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