電気の需要もコントロールするようになると、一般消費者も生活スタイルを変えたりしないといけないのでしょうか。
いや、基本的には生活スタイルをできるだけ変えないでいいように、再生可能可能エネルギーへの転換を進めます。簡単にいうと、省エネを技術的に行い、技術によって生活スタイルを変更しなくていいようにするといったほうがいいかもしれません。
それはむしろ、個人の意識の問題だと思います。
エネルギーを大切に使うにはどうするのか。それは、個人で考えるべきです。ぼくたちはあまり気づいていませんが、生活においてどのエネルギーを使うのか、どう省エネするのか、どの商品を買うかによって、ぼくたち自身が毎日、エネルギー消費について選択しています。
それを知ってもらうため、本サイトで「エネルギー選択宣言」を公開しています。
たとえば友人の一人が、自宅の屋根にソーラーパネル(太陽光発電器)とソーラーコレクター(太陽熱温水器)を設置しています。友人は、できるだけソーラーコレクターからのお湯を直接使いたいと思っていますので、シャワーするのを夕方に変えました。
知人の一人も、同じように屋根にソーラーパネルとソーラーコレクターを設置しています。その他、居間の暖炉で沸かしたお湯を地下のタンクに貯蔵できるようにしました。
いずれのお宅にも、給湯タイムを設定できるコントローラーがあります。コントローラーによって、自分がシャワーしたい時に十分に熱いお湯が供給されます。
コントローラーを朝給湯用に設定すれば、お湯の温度によっては電気を使って加熱しなければならない可能性が出てきます。そうしたくなければ、夕方シャワーすればいいだけの話です。
どちらを選ぶのか。それは、個人の問題でしかありません。
(2018年9月26日)
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