2019年3月06日掲載 − 再エネいろは
自家発電だけで電力需要は満たせるのか?
再生可能エネルギーQ&A

社会で連帯して自家発電するといっても、それだけで電力の需要を満たすことができるのでしょうか。


再エネいろはの「エネルギーを貯蔵できるなら、省エネは必要ないのか?」でも書いたように、デジタル化や電気自動車化によって電気に対する需要が大幅に増大していくことが予想されます。それなのに、再生エネルギーで自家発電するだけで、その需要を満たせるのかどうか、とても不安です。


懸念されるのが、たとえば自動車です。ガソリン車やディーゼル車がそのまま電気自動車に代わっては、電気がどれだけあっても足りないと思います。


しかしそれに対して、カーシェアリングやライドシェアリングが登場するなど、自家用車に代わる新しいシステムが登場しています。ドイツの大手自動車メーカのメルツェデスやBMWはカーシェアリングの普及に備え、それぞれのカーシェアリング部門を合併させ、合弁会社を設立しました。


自動車を売るだけの時代は終わったと見て、自動車業界は新しいビジネスとなるものに取り組んでいかなければなりません。そうしないと、生き延びることができません。


さらに今後、都市から自家用車を閉め出す取り組みがより盛んになると思います。そのためには、公共の都市交通や近距離交通をいかに便利で、快適にするかもとても大切な施策になります。


自動車の事例は、一つの頭の切り替えが必要なことを示していると思います。頭の切り替えでエネルギーを使わないこと、省エネすることを考える。それを他の分野でも実践する必要があります。


再生可能エネルギーの普及にだけ頼るのはだめ。省エネ、省エネ、省エネ。それを追求することに尽きると思います。


もちろんここでは、化石燃料を省エネすることをいっているわけではありません。それは、明らかだともいます(エネルギー選択宣言ブログの「省エネというごまかし」を参照)。


(2019年3月06日)

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