2020年6月03日掲載 − 再エネいろは
ソーラーパネルはいつもきれいにするのか?
再生可能エネルギーQ&A

ソーラーパネルの表面は、ガラスのようなものです。それに太陽の光を受けるので、窓と同じようにいつもきれいに磨いておいたほうがいいように思ってしまいます。


でも、ソーラーパネルの表面は磨いても、拭き取ってもいけません。ソーラーパネルを一旦取り付けると、原則としてそのままにしておきます。表面に傷がついてはならないからです。


雪が積もっても、そのままにします。ソーラーパネルは多くの場合、傾斜をつけて設置されるので、雪はいずれすべり落ちます。


鳥の糞で表面が汚れても、雨が降ればいずれその汚れは落ちます。


ソーラーパネルを取り付けて気をつけなければならないのは、雑草などの障害物によってソーラーパネルが十分に太陽の光を受けることができなくことです。そうならないように管理しなければなりません。


ですからメガソーラーでは、地面から生えた雑草の草刈をします。


草刈の方法は、いくつか考えられます。


一つは、除草剤をまきます。でもドイツでは、除草剤を使っているのは稀だと思います。除草剤によって、ミツバチや貴重な植物などを殺して自然の生態系を破壊させる心配があるからです。除草剤で、自然を破壊してはなりません。


草刈機を利用することもできます。でもメガソーラーが大きな敷地に設置されていますので、その作業はたいへんです。そのために人件費もかかります。さらに、草刈機で地面などに配線された電線を切ってしまう危険もあります。


ドイツで比較的多く利用されている方法は、羊を放し飼いにすることです。近くの羊飼いと契約して、メガソーラーの敷地を区切って網を張りながら、羊に順次雑草を食べてもらいます。


そのほうが、他の方法に比べて草を刈り取るのにコストがかかりません。その上、自然にやさしい形で草刈ができます。


(2020年6月03日)

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