2022年5月23日掲載 − HOME − 再エネ一覧 − 記事
将来の充電ステーションはこんな感じ

ドイツ西部デュッセルドルフの南東に位置するヒルデンに、新しい充電ステーションがある。


全体で96台まで、同時に充電できるようになっている。そのうち、52カ所がTeslaとFastnedの急速充電用だ。


充電ステーションを設置して運用しているのは、地元でパン屋を経営するローランド・シューレンさん。環境を考えて何かできないかと思いついたのが、この充電ステーションだという。パン屋と軽食カフェに充電ステーションを組みわせたアイディア。


利便性を考え、ドイツの高速道路アウトーバーンの交差する近くに設置した。


充電している間に、パンを買ったり、軽食を食べてもらう。今後はさらにその横に、地元の農産物を販売したり、農業を体験できる建物を建設する計画だ。「充電地産農業体験センター」と、いえるかもしれない。


施設には環境と持続可能性を考え、ふんだんに木が使われている。


充電用の電気は、充電ステーションの屋根に設置されたソーラーパネルによって発電するほか、電力卸売市場で再生可能エネルギーで発電された電気を購入している。


電気自動車を普及させるには、こうした充電ステーションは不可欠。もっともっとこうした充電ステーションができなければならない。


将来の充電ステーションを先取りしたものともいえる。


(2022年5月23日)
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