1章について
1章では、電力の小売り自由化後、どういうメカニズムで電力が供給されるのかを知ってもらう必要がありました。そうしないと、消費者として電源を選択するとはどういうことなのかわかりません。
しかし、そのメカニズムはとても複雑です。わかりやすく説明するのがとても大きな課題でした。なぜ託送料が必要なのかも含め、複雑なメカニズムをわかってもらえるのか、著者としてはとても不安です。最初からこんなに難しい問題について書いているので、読者がすぐに投げ出してしまう心配もあります。
ただ、電力から入らないことにはどうしようもありません。電力自由化の複雑なメカニズムを最初にもってくるのは、避けて通れませんでした。
もう一つの重点は、グリーン電力を普及させる重要なポイントが市民発電ではないということです。市民が発電しても、発電された電力が公共の送電網に入ってしまうと、電源を区別するのが難しくなります。
ドイツのシェーナウなどの事例が、市民電力会社として日本で伝えられていると思います。でもぼくは日本では、そのポイントが市民による発電ではなく、配電であることがしっかり理解されていないのではないかと思います。その点について、はっきり知ってもらうためにドイツのフェルトハイムとシェーナウのことを入れました。
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2017年3月20日、まさお