エネルギーなくして生きていけない

 これまで、エネルギーにはいろいろな種類があること、エネルギーは変換されること、エネルギーは保存されることを学んできた。

 ぼくたちの生活を見ると、ぼくたちは今、エネルギーを使わないと、生きていくことができない。

 食べ物を調理するには、熱が必要だ。米は、そのままでは食べることができない。御釜でごはんを炊くから、食べることができる。肉は、生でも食べることができる。でも衛生上、火を通して食べたほうが安全だ。熱で細菌を殺すからだ。それによって、食品の安全が確保され、食べることのできる物が格段に広がった。

 ここでは、そのために熱エネルギーを使っている。

 夜は暗いので、電灯の光で明るくする。夜暗いと、行動が制限される。それを電灯の光で明るくすると、たとえば本を読むことができる。夜、食事をすることもできる。それによって、ぼくたちの生活の幅が広がった。

 これは、光エネルギーのおかげだ。

 寒い冬は、ストーブの熱で部屋を暖かくしないと、寒くて凍え死んでしまう危険がある。暑い夏は、クーラーがないと熱中症などで亡くなってしまう人もいる。これは、暖かい熱と冷たい熱によって気候の激しさを緩和し、厳しい気候条件でも生きていけるようにしているのだ。それによって、ぼくたちの生活できる範囲が拡大された。

 ここでは、熱エネルギーで暑さと寒さを調整している。

 ぼくたちは移動するのに、車や列車、飛行機を使っている。それによって、歩いてはいけない遠方にもいけるようになった。また、移動にかかる時間も大幅に短縮した。車があれば、動くことのできない病人や障害者を医療施設に輸送することもできる。

 ぼくたちはここで、運動エネルギーを使って移動している。

 重いものや大きなものを運ぶのにも、トラックなどの車や列車、船が必要だ。それがないと、大量に物を運ぶこともできない。もちろん、馬車を使って運ぶことのできるものもある。でもトラックを使えば、輸送する時間が短くなる。

 それは、運動エネルギーがあるから可能になる。

 エネルギーというと、電気や石油、石炭だと思っている人が多いと思う。でも、実際にぼくたちが生活で使っているエネルギーは、熱や光、運動エネルギーなのだ。これらのエネルギーは、電気や石油、石炭から変換されたのだった。

 こうして見ると、ぼくたちの生活は、これらのエネルギーがないと、もう成り立たないことがわかる。ぼくたちは、エネルギーのおかげでこうして生きておれる。

 ぼくたちがこうして光や熱、運動エネルギーを使っても、エネルギーがなくなることはない。エネルギーは保存されるので、別のエネルギーに変わっただけだ。

 そのことを忘れてはならない。

2019年11月05日、まさお

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