再エネいろはブログ - 2024年1月23日更新

電気は従来の方法でも貯めておくことができる

これまで、余った電気を使って低いところにある貯水池から高いところにある貯水池に水を汲み上げて、電気が不足する時になると、水を高いところから下に流して(水力)発電する揚水発電というものが使われていた。一種の電気を貯蔵しておく方法だ。原子力発電からの余剰電力を貯蔵するためによく使われてきた。


再エネではいつも発電できるとは限らない

石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料に代わり、再生可能エネルギーで発電しないと脱炭素化できない。しかし再エネで発電しても発電電力量に変動が多く、安定供給できない。そのためは、電気を貯蔵しておかなければならない。その一つの方法が、バッテリーに電気を蓄電しておくこと。でもそれだけで不十分。他に方法はないだろうか。


火力発電に代わるのは?

石炭や石油、天然ガスなど化石燃料を使って発電する火力発電に代わるのは、再エネによる発電だ。こうしてエネルギー源を再エネに切り替えることをエネルギー転換という。しかし太陽エネルギーや風力など再エネでは、太陽が出ていない夜や風のない時には、発電できない。この問題は、どう解決するのか。


発電において脱炭素化するには時間がかかる

二酸化炭素など温室効果ガスを最も排出している発電から、脱炭素化するにはどうするかについて考えた。そのためには、石炭など化石燃料を使う火力発電を止めるしかない。しかしいきなり火力発電を止めても、それに代わる十分な電気を発電する方法を確立するため、時間をかけて火力発電を段階的に止めるしかない。


二酸化炭素の排出を減らすとは、どうすること?

二酸化炭素など温室効果ガスを排出している部門はどこか、さらに部門別に排出量を比較するのは、どこで二酸化炭素の排出を減らすべきかをみるためだ。さらに部門毎に使うエネルギー源が違うので、部門別に二酸化炭素の排出を減らすための適切な対策を講じなければならないことを知るためでもある。


二酸化炭素を一番排出しているのは誰だ?

日本における二酸化炭素の排出を部門別に見ると、発電(熱も含めたエネルギー関係全体)が全体の40%以上で一番多い。次に産業で、二酸化炭素排出全体の4分の1を超える。3番目が交通で、全体の約20%。その後に民生(業務)、民生(家庭)と続き、それぞれ5%前後だ。ただ年毎に多少の増減がある。


肉を毎日食べてないかな

農業も、二酸化炭素など温室効果ガスの大口排出源だ。農機で農地を耕すので、その燃料の燃焼によって二酸化炭素が排出される。化学肥料を生産し(産業)、大量の農産物を輸送しなければならない(交通)。牛などの家畜のゲップによってに、温室効果ガスの一つメタンガスが排出される。それも、地球温暖化の原因になる。


パンをパン屋で買っても、二酸化炭素を排出している

ぼくたちの生活においては直接排出していないが、ぼくたちは間接的、二次的にも二酸化炭素を排出している。たとえば何かものを作る、生産する時に、二酸化炭素が排出されている。ぼくたちはその製品を買って使っている。そのほか、パン屋などの小売店、ホテル、病院、学校などからも二酸化炭素が排出されている。


二酸化炭素を排出しているのは誰だ

地球が温暖化するのは、ぼくたちが二酸化炭素を排出しているからだ。二酸化炭素を排出しているのは誰かを知って、その原因を知ったほうがいい。生活の中からいえば、調理や暖房、それから車など交通機関で移動する時に、二酸化炭素が排出される。それから、電気が石炭など化石燃料で発電される時も、二酸化炭素が排出される。