8章について
交通については、将来現代人には未知なことがたくさん出てくると思います。たとえば無人運転者もその一つです。ただここでは、倫理の問題があります。市民も、倫理問題の議論に積極的に参加していかなければなりません。
さらに電気自動車の普及で、自動車産業界において雇用がたくさん喪失されていくことが予想できます。たとえば電気自動車にはギアが不要で、電気自動車では今の化石燃料車に比べて、部品数が格段に減ります。
でもここでは、そうした問題は取扱いませんでした。あくまでも、交通は将来どうなっていくかを見ました。
ただ現在は、交通の将来を手探りで可能性について追求している段階です。ここでも、消費者のアクセプタンスがとても重要になります。
8章に関しても、それに特化するコメントや質問、反論、批判、間違いの指摘を、以下のコメント投稿にお願いします。
2017年5月01日、まさお
今日はエネルギー選択宣言を 9 章まで拝見しました。
とても面白いです。
トヨタが発言しないのは確かにそうですね。ただ,トヨタも電気自動車の蓄電池を使って会社の電力として一部利用はしているという記事は読んだことがあります。
そう言えばずっと昔にヒートポンプの理屈は私に説明してもらいたいというような話がありました。温度とは何かの話があったと思います。概要は気体に圧力を加えると温度が上がり,圧力が下がると温度が下がることを利用します。(なぜ圧力を加えると温度が上がるのかは割愛しますが,圧力が気体分子運動によるものであることと,温度とは統計的な運動エネルギーの表れであることを考えればいいかと思います。) 自転車のポンプを使うとシリンダーが熱くなるのと同じです。外気を圧縮して熱くなった気体でも外気で冷ますことができます。すると,外気と同じ温度になった圧力の高い気体ができます。この気体を膨張させると,温度が下がります。この時気体をどこか冷ましたいところに持っていって膨張させると熱を移動させることができます。力があれば,温度差を作ることができ,温度差があれば力に変換することができます。
以前,冷蔵庫を開けておけば部屋はすずしくなるかということを聞かれたことがあります。この場合,ヒートポンプの媒体のみを完全な理想状態で考えると,媒体の移動のためのエネルギーを無視すると,系のエネルギーが変化しないので温度は変化しないと言えますが,しかし,媒体の圧縮のためにポンプを回し,ポンプには 100% の効率はありえませんから,必ず熱が発生し,その結果,室内の温度は上昇するはずです。(冷蔵庫に部屋の外に起く室外機があれば別ですが。) 冷蔵庫を開けることで室温を上げることができるので,冷蔵庫は暖房に使えるはずです。しかし,かなり効率の悪い暖房になるでしょう。ただし,私はこれを実験したことがありません。いつか実験してみたいです。