セカンドハンドの食品を販売

 第4章では、スーパーなどで売れ残った食品を生活保護を受ける人やホームレスに配給したり、スープなどにして炊き出していることを書きました。

 ベルリンでは10月に、ベルリンの商店街の一つヴィルマースドルファー通りに、スーパーなどで売れ残ったり、賞味期限の切れたセカンドハンドの古い食品だけを販売するお店ジルプルス(SirPlus)がオープンしました。オープン後、レジに長蛇の列ができるほどの繁盛ぶりです。オンラインで注文すれば、デリバリーサービスもしてくれます。

 リンゴなどは多少古くなっていても、まったく問題ありません。古いトマトは悪くなっている部分を結構切り捨てますが、それでもかなり割安に感じます。パンも古くてもまったく問題ありません。少し水を吹き付けてトースターかオーブンで焼けば、新鮮なパンと変わりません。

 スーパーなどに比べると格段に安い物が多いし、収穫された農産物をより有効に消費することになるので、この種の小売店が今後トレンドになっていく可能性があります。

 この種のお店はもっと早くからあるべきだったのですが、ちょっと気になることもあります。セカンドハンドの食品は、第4章でも書いたように、大都市では生活保護者やホームレスにとってはとても貴重な食糧です。それが、一般消費者にも買えるようになって、生活保護者やホームレスに渡る分が不足してはなりません。

2017年11月27日、まさお

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