訪独外相会見秘話
昨年10月19日、日本の玄葉外相(民主党)がベルリンで独外相と会談した。
会見にはドイツメディアがほとんどきておらず、関心のなさが伺えた。目立ったのは中国メディアだ。やはり、尖閣問題の影響だろう。
日独メディアで1回ずつ質問できたので、まず日本のメディアを代表してNHKの記者が質問。
困ったのはドイツ外務省の報道官だ。ドイツのメディアがいないので、当てようがない。困りはてて、中国のメディアを当ててしまった。
尖閣問題の質問をしてくるかと思ったら、中国の女性記者(多分、テレビ)は本質的で、とてもいい質問をしてくれた。
中国女性記者:
ドイツでユダヤ人追悼記念碑など見たか。
そうした記念碑がドイツにあること、ドイツが戦後処理をしっかりやってきたしたことについてどう思うか。
日本側から、中国と韓国に対して戦後処理で宥和する意志はないのか。
会場には、30秒くらいの沈黙が漂う。玄葉大臣は、深いため息も。日本側のお付きの官吏には、戸惑いも見られる。
玄葉外相:
「まさにこれまでの第二次世界大戦の過去について、わたしもいった場所もあり、いってない場所もあります。
ただいえることは、日本としては歴史に対してこれまで誠実に向き合ってきている、そして直視すべきは直視し、植民地支配の過去に対してはわれわれは反省とお詫びの気持ちを含めて繰り返し、それは村山談話にある通り、われわれは過去の歴史に対して、これまで誠実に向き合っているということを改めて申し上げたいと思います」
(2013年7月11日、まさお)
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