アベノミクスは藁を燃やすようなもの!

 ドイツの中央銀行であるドイツ連邦銀行が8月19日、その月報でアベノミクスのマクロ経済的な効果について分析している。

 それによると、アベノミクスは短期的に経済を刺激し、今年2013年にはプラス1.25%の経済成長をもたらすという。

 ただその効果は長続きせず、さらに2014年に消費税税率の引き上げが予定されていることから、その効果も2014年でご破産になる可能性が高いとしている。

 最終的には、アベノミスクで金融緩和して、財政出動で公共事業に投資したつけが2015年から現れはじめ、日本経済はその思い負担に苦しめはじめるという。

 そのため連銀の月報は、アベノミクスの効果について、「藁を燃やすようなもの」という表現を使っている。つまり、藁のようにパッと一瞬に燃えつきてしまうということだ。

 日本経済を実質的に立て直すには、この短いアベノミクスの効果のある間に大胆な構造改革が必要だと、連銀の月報は分析する。しかし、金融市場はすでに安倍首相が構造改革には積極的ではないとの見方をしていると、月報は日本経済の将来に悲観的だ。

(2013年8月22日、まさお)

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