福島県石川町でウランを含む鉱石を採掘する
日本軍部は終戦間際、福島県石川町でウラン鉱石を採掘させている。すべて手作業の上、採石現場も小さい。原爆開発に必要なウランを得るためだった。サイパン島の米軍飛行場に原爆を投下して、本土決戦にならなようにする思惑だったともいわれる。しかし石川町で得られるウランはごく微量。原爆開発に足りたとは思えない。
ぼくのオリンピック改革案
今回の2024年のパリオリンピックは過去にはない、さらに将来も真似できない街と街の歴史、文化を舞台にしたオリンピックだった。ただオリンピックの根本的な問題は変わっていない。そこで実現可能かどうかはあまり深く考えず、これだったら楽しめそうかなというぼくなりのオリンピック改革案を提案したい。
死者の尊厳を侵してはならない
2024年8月9日の長崎市の平和祈念式典に、駐日米国大使をはじめ主要6か国の大使が出席しなかった。その理由として、長崎市からイスラエル大使を招待しなかったからだとされている。しかし、原爆投下によって罪のない市民を無差別に殺害した当事国の大使のとるべき行為だろうか。それによって、死者の尊厳を侵していないか。
ナチス時代サッカーの遺産
最近の世論調査において5人に1人が、ドイツのサッカー代表チームにもっと白人選手がほしいと答えた。サッカー欧州選手権を間近に控えた代表選手と代表監督は、この世論調査を批判する。しかしナチス時代のサッカーと政治の関わりをテーマとした展示会を見ても、現代のドイツ社会にナチス時代の過去が続いているところがあるのも事実だ。
ドイツ基本法75年のおかしさ
旧西ドイツの憲法に相当する基本法が制定されてから75年。基本法は現在、統一ドイツの民主主義の土台になっている。しかし20023年10月にパレスチナのハマスがイスラエルを攻撃してからは、ドイツの状況は一変。イスラエル支援に向かい、基本法でいう基本的人権は、ユダヤ人を含め白人だけに適用されるかのようになっている。