イエローケーキを搭載したドイツ潜水艦の目的地に行く

1945年4月、イエローケーキ(酸化ウラン)を搭載したドイツの潜水艦U234号が、ドイツのキール港から日本に向かった。目的地は、呉にある日本海軍の潜水艦基地。しかしU234号はドイツが降伏したことから、米軍に投降。日本にたどり着けなかった。U234号が目的とした呉はどういうところなのか、ぼくは見ておきたかった。


議論できないのか、議論してはいけないのか

ドイツにくる日本の高校生が議論できないなあと思っていたら、日本の教授会でも議論にならないという。日本では、学校で自分の意見をはっきりいって、議論できるようにしないのが教育の原則。縦割りで、上からいわれることを了承するだけの日本の社会構造では、議論できる人材は邪魔で、必要とされない。


日本で外国語を教育するのはなぜか

大学を含め、日本の学校で外国語を勉強しても、外国語でディスカッションどころか、コミュニケーションもできまない。日本生活の長いぼくのドイツ人の友人は、それは日本語語学教育が、外国語は難しいもので、勉強するのを諦めさせるために行われているからだといったが、友人は日本語の外国語教育の問題の真髄を捉えている。


「復興」ということばの魔力

今年2023年夏にベルリンにきた福島県高校生の中には、震災・原発事故の体験報告において、「復興」のために将来、こうなりたいということばが目立った。一部の高校生とは、きみたちが自分の成長したいように成長してもらいたいと思うし、その結果として、ふくしまのためになればいいのではないかなという話をした。


夏の甲子園、慶應優勝に思うこと

2023年夏の甲子園で慶應が優勝したのは、いろんな点でこれまでの高校野球の常識を破る歴史的、画期的な勝利だった。それとともに、高校野球が新しくなって、変わるきっかけになってほしい。慶應の森林監督のように、古くて、凝り固まった日本の常識を破り、若者たちが成長する手助けをする人材が日本には必要だ。