ドイツの医療サービスは悲惨

ドイツの医療サービスは悲惨な状態。専門医に診てもらうのに数カ月またなければならない。胃カメラやCT検査になると半年待つこともある。その結果、外来を受け付けない病院の緊急受け入れがパンク状態になっている。しかしそこでは、7、8時間待たされるのが当たり前。こういう状況で外国人としてドイツで老後を過ごすのか。


遺体を入浴させる女性おくりびと

ドイツでは葬儀にかかわる儀式が、故人を偲ぶよりも残された家族を慰めるために行われるのを露骨に感じる。それに対して日本の儀式は、今回母の納棺などを見ても、故人を送ることに重点をおき、それによって残された者を間接的に慰めていると思う。日本というか、仏教の美徳だ。おくりびとはそのためには、なくてはならない。


死なせてもらう、死なせてあげる

終末期に関してぼく自身が体験から学んだことは、ちょっといい方が乱暴だが「死なせてもらう」と「死なせてあげる」という意識を持つことだ。人それぞれには、自分で死ぬこと、死ぬ時期を決定することができるはずだ。同時に、残されるものには終末期に死なせてあげるという意識も必要だ。


ポツダムで80個の灯籠を流す

原爆投下80年ということで、2025年8月09日、米国トルーマン大統領が原爆投下を最終決断したトルーマンハウスの後ろにあるグリープニッツ湖で、80個の灯籠をつくって灯籠流しを行った。今回ははじめて、灯籠の土台となる2本の巾木に段ボールの板を使い、耐久性が心配だったが、灯籠は何事もなく、十分に持ち堪えてくれた。


ポツダムのバルベリーニ美術館で印象派の画家ピサロ展

ポツダムのバルベリーニ美術館で印象派の画家カミーユ・ピサロの作品を観た。ピサロは19世紀後半から20世紀初期の画家。だた目の前に見える風景を現代のスマホのカメラのように捉えているのがわかる。遠近の描写もスマホで撮った写真のようなのだ。ピサロの目が、スマホのカメラの目のように見ていたともいえる。