何でも電気でやろうというの
まさお:電気を蓄える話をしてきたけど、電気で水素をつくって蓄えておくのはいいことではないといったね。
それは、どうしてだったかな?
ハナコ:それは、電気で水素などの燃料をつくっていては電気のエネルギーの一部が失われて、効率よく電気を使わないことになるからよ。
ま:ハナコ、うまく専門的にまとめてくれたね。
それでは、どうするのがよかったのだっけな?
タロウ:電気を最終的に使うエネルギーとして使うのさ。
ま:タロウ、もう少し具体的にいってみようか。
タ:電気で電灯をつけて明るくするし、掃除機なども電気で動くでしょう。料理もガスではなく、電気で調理するということかな。
ハ:お風呂も電気で沸かすのね!
ま:その他には?
タ:列車も電化しないといけないね。ディーゼル列車はもうダメだ。もちろん蒸気機関車もダメだけど、多分もう観光目的にしか使われてないよね。
ハ:ああそう、そう。自動車もか!
タ:そうだ。電気自動車だね。モーターバイクも電気にしないといけないね。
ま:ということは?
少しまとめてみないか。
タ:はいはい、ぼくがまとめます。
ええとですね、車とか列車などによる移動をすべて電気でするんだね。
ハ:それなら、輸送はすべて電気で行うといったほうがいいのでは。

ま:そうだね。それから?
タ:なんだろう???
ま:きみたち、お風呂とか料理といわなかった。。。
タ:ああ、いった、いった。
ま:ということは?
タ:お風呂を沸かすのも、料理するのも電気でするということね。
ま:もっと一般的にいうと。
ハ:ああ、わかった。ハナコがいうわ。
熱を電気でつくるということだわ。
タ:そうすると、暖房もということ?
ハ:もちろん、そうよ。
熱を必要をするものもすべて、電気でということだわ。
ま:ちょっと専門的にいうと、熱を供給するのに電気を使うということだ。
タ:でも、なんでもかんでも電気だ、電気だといってては、電気がいくらあっても足りないのではないの?
ま:確かに、タロウのいう通りだ。
それでは、どうすればいいのかな?
ハ:何でも電気でやると引っ張ってきておきながら、それで電気は足りるのということ?
何か、ちょっと詐欺にあったみたい!
タ:ぼくもそう思う。
ま:でもきみたちは、二酸化炭素を排出することによって地球が温暖化していることを学んできたではないか。二酸化炭素を出さないためには、石油や石炭、天然ガスなど化石燃料を使わないようにしなければならない。
それに代わって、風力や太陽光など再生可能エネルギーに換えていくのだったね。
タ:でも、原子力があるのではないの?
原子力発電では二酸化炭素を排出しないよね。原子力だったら、一度にたくさんの電気を発電できるのではないかな。
ハ:でもタロウ、原子力発電では事故が起きるとたいへんなことになるわよ。チェルノブイリ原発事故や日本の福島でも原発事故が起こって、住民が避難しているでしょう。まだ自分の住まいに戻ってこれない人たちもいるでしょう。
タ:でも電気が必要なら、どうすればいいのさ。
ま:元々はオール電化社会になることへ進めるつもりでいたんだけど、どうしても避けては通れないテーマになったね。
原子力の問題はもっと後で取り上げようかと思っていたけど、ちょうどいい機会だ。次回は、ぼくたちは原子力に頼るべきなのか、頼るべきではないのかを考えてみよう。
ハ:たいへん難しそう。大丈夫かな。
ま:よく考えておいてくれよ。
2026年3月18日、まさお
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